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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/7/20
きのう、茹でたてのササミを食べさせたのだが、うっかりほぐすのを忘れてカタマリで与えてしまった。UNKOをした後だったので、お尻を拭こうとしたら、ササミのカタマリをくわえて台所のテーブルの下に逃げていった。
なんというか野生を感じた。それはそれとしてお尻を拭いて薬をつけた。
たぶん野生のネコ科動物は、餌になる獲物を捕らえたらほかの動物に横取りされないところに持っていって食べるのだろう。家の中に野生がいるというのは面白い。
ネコ科動物の狩りといえば定期的にツイッターで「猫が寝てるときに見る夢みたい」と言われるスナドリネコの狩りが好きだ。たぶん幸せな夢だと思う。夢のお魚まるまる1匹だし。
しかしカタマリで与えてしまうとはうっかりした。いつもほぐして食べさせているのだが、カタマリだと好きなところに持っていってしまうというのも興味深い。
この小さな体のなかにすさまじい野生を秘めているのだなあ……と思う。
野生といえば、昔ヤンジャンのアプリで読んでいた「彼女の野性が手に負えない」という漫画が好きだった。「翻訳コニャック」とかいういろいろな方面にアレなものが出てきたり、ゴリラが改造されて人間の姿になって自分はゴリラだとウホウホ話したり、ヒロインがひたすら自然の中で生き抜くことだけを考えていたりする漫画だった。
連載は終わってしまったのだが、毎週ゲラゲラ笑いながら読んだ記憶がある。最近は「はたらけ! おじさんの森」とか「飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?」のコミカライズを読んでいたのだがどちらも終わってしまった。「真の安らぎはこの世になく」くらいしか読むものがなくて寂しい。
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きのうの夜、聡太くんがなにやらでっかい音を立てたので、歯磨きを中断して茶の間のほうを向いたら、聡太くんの肉球がすりガラスの引き戸にはっきりくっついていた。裏に回ると、聡太くんは引き戸の格子に足をかけ、引き戸を登ろうとしていた。
「な、なにやってんの?!」と変な声が出た。引き戸の上に虫がいたとかなのだろうか。
そういえば昨日、今年初で蚊を仕留めた。叩き潰したら血が出たので誰の血だとなったが、たぶんわたしじゃないだろうか。微妙に腕に赤い腫れができているからだ。
たまちゃんは皮膚が弱くて首輪のあとがハゲていたのだが、そこを蚊に刺されてひどい傷をときどき作っていた。痒くて後ろ足で掻くのだろうと思われた。
たまちゃんと暮らしていたころは、安全だろうと動物のいる家向けの蚊取り線香を焚いていたのだが、これがあんまり効果がなくて、人間もこっぴどく刺されていた。去年聡太くんがきて、獣医さんと話していたら「アースノーマット使っても大丈夫だよ?」と言われたので、簡単にひっくり返せないタフボディというのを買ってきたのだった。
調べたらつけっぱなしでも大丈夫なようだったので、きのうはつけっぱなしにして寝た。今朝起きてきたら聡太くんは元気爆発だったので、やはり問題なかったらしい。蚊の媒介する病気は防がねばならない。
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来週月曜に聡太くんのワクチンを打ちに行くにあたって、いつもの獣医さんに「お腹がちょっとゆるいんですけど、お薬出してもらったほうがいいですか?」と相談の電話をかけたところ、「キャットフード少し減らして様子を見て」と言われた。商売っけがなさすぎる。
これがもしチョッキンした動物病院だったら、連れてこいと言われて問答無用で一発千円する抗菌剤の注射を打たれたことだろう。
この、いつもの獣医さんの商売っけの薄さがなんとも好ましいのであった。無理に薬を使わないのもなんだかいいなあと思う。
とにかく来週月曜までには黒々とつややかなUNKOを出すようになってもらわねばならない。それはそれとしてお尻を拭いて薬をつけねばならない。どうか健康であれと思う。
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