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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/11/20

 寒くて布団から出られない日々が続いている。しかもこの寒さはどんどん激しくなるのだ、地獄か。
 去年まではボロボロの綿入れ半纏があったので、それを寝巻きの上から着れば寒さはそれなりに防げていた。しかしあまりにぼろっちくなったので処分した。しかしもう押し入れから綿入れ半纏は出てこないのだ。
 きのう、ソファで昼寝しても聡太くんにお昼寝拒否されるので、座布団を並べて床に横になったところ、聡太くんはご機嫌さんで乗っかってきた。しかしわたしが寒さに耐えかねてソファに移動せざるを得なかったのだが、それに聡太くんがついてきた。ふろくだ。
 重くてもぬくぬく眠れるのは気持ちいい。猫とお昼寝できるってすごいことだなあと思う。

「じどりでーす、いえーい」


 今朝、起きてくると母氏がすでに朝ごはんを用意し始めていて、聡太くんはケージのなかで「だせー! くわせろー! だせー!」と叫んでいた。
 全員食べ終えたので放流したところ、オムレツを作るのに使ったへらに卵が残っていたらしく、「うまいうまい」とそれを食べていた。食いしん坊にもほどがあると思うのだが。健康ということなのだろうか。
 そのあと、「趣味の園芸やさいの時間」を観ているあいだは、ストーブの温風が当たるところでスヤアと寝ていた。
 野菜畑をするわけでもないのについ観てしまう「趣味の園芸やさいの時間」であるが、観ていて興味深いのでお気に入りの番組である。
 ちなみに「さわやか自然百景」はまた負けを積み上げただけだったが、庭をキジが歩いているのを、聡太くんは「なんだぁあれは?」と見ていたので、鳥に興味がないわけではないらしい。まだ若いからよくわからないのだろう。

「ねむい……」


 聡太くんがタバコ臭い。父氏が吸っているタバコの匂いがついたのだと思う、というかそれ以外ない。中学生だったら第3相談室に連行されて生徒指導部の先生に取り調べをうけるやつだ。
 たまちゃんもよくタバコ臭くなっていたので、おそらく猫の毛というのはタバコの匂いがうつりやすいのだろうと思われる。
 ぜったい健康によくないのに父氏がなぜタバコを吸うのかわからないのだが、きっと吸わない人間にはわからない癒しや安らぎがあるのだろう。
 まあ柔軟剤臭いよりマシか……と聡太くんの匂いを嗅ぐわけだが、聡太くんとしては人間の顔の脂をつけられるのがいやなので、執拗に毛繕いをする。たまちゃんも匂いを嗅がれると嫌そうな顔をして毛繕いをしていた。そんなに人間の匂いが嫌いか。

肉球は小豆色。


 きのうツイッターを見ていたら、海外の「猫のふぐりカレンダー」というものの記事が流れてきた。去勢されていないオス猫の、見事な鈴カステラのある後ろ姿の写真ばかり使ったカレンダーだ。
 ときどき、「チョッキンする前に鈴カステラの写真撮っとけばよかったなあ……」と思う。可愛かったからだ。
 しかしキン●マまで可愛いとは猫という生き物はどこまで可愛いを極めれば気が済むのか。
 チョッキンしたら鈴カステラの皮はすうーっと縮んでしまった。中になにもないのだから当然だ。
 ムツゴロウ御大の言う、「去勢は人間のわがまま」という意見は理解できる。人間のわがままに付き合わされた結果、生き物本来の機能がひとつ失われるわけであるから。
 でもそれが育つ先のリスクをひとつでも減らしてくれるなら、チョッキンするのが悪いとは言い切れない。外に飛び出す衝動やスプレーや病気が防げるならそっちのほうがいい。
 かさぶたになっていたところもだいたい治ったし、きのうは寝ている間に爪を切らせてくれた。大人しくなったわけではないが、寝ている間に爪を切られても激しく反撃しなくなってきた。
 聡太くんの幸せのために、できることをなんでもやっていこうと思う。それが「結婚しない代わりに猫を飼う」ということだと思うからだ。

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