見出し画像

きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/2/22

 きょうは2月22日。猫の日である。
 だれかが制定したとかそういうことではないようだが、ネットでは当たり前に猫の日ということになっている。商業主義が乗っかってくるのはどうかと思うものの、Xやブルースカイのタイムラインが猫だらけになるのは嬉しい。
 しかし猫の日というと思い出してしまうのが、たまちゃんが猫の日まで生きられなかったことである。たまちゃんが亡くなったのは2022年だ。2022/2/22というスペシャル猫の日を前にして、たまちゃんは虹のむこうに行ってしまったのである。
 つぎのスペシャル猫の日は2222/2/22である。およそ200年後だ。どう考えてもわたしも聡太くんも生きていない。ひょっとしたら人類は滅亡し、猫はまた野生動物に戻っているかもしれないのだ。
 猫の日という得体のしれないもので盛り上がる日本人というのはやはり変な種族だ。この「ニャーニャーニャーの日」という語呂合わせは日本語である。海外では違う聞き方をするのだから当然2月22日は猫の日ではない。
 それに日本でだって昔は「ネウネウ」と言ったのだ。実際に猫がなにを言っているのか聞いてみると案外「ニャー」以外のことも言っている。「うううー」とか「あおー」とか。

 聡太くんもだいぶエリカラ生活に慣れてきた。朝夜の短時間つけているだけだが、わりとすんなりつけさせてくれるようになった。きょうなんか目玉焼きを焼いたフライパンをなめているときに、薬をつけてエリカラをつけることができた。
 しかしエリカラというのが猫の機嫌を著しく損なうものであるのは確からしく、「ちゅーる食べるか?」と聞いても以前のような絶叫はしない。つけていないときは完全に絶叫マシンだったのに、エリカラをつけた状態では控えめに「ニャー」と2度鳴くだけだった。
 もちろんちゅーるは喜んで食べる。うまいうまいと食べる。しかしエリカラをつけているとあまり嬉しい顔はしない。
 そしてなにより心配なのが、エリカラと擦れるせいか耳が少し赤くなってきたことだ。痛くないだろうか。
 ハゲをここまで熱心に治す必要があるのかわからなくなってきた。しかし健康でいてほしいのだ。それが伝わらないのがもどかしい。

「どうも、ぱらぼらあんてなです」


 聡太くんは人間に甘えることでエリカラのストレスをなだめているのかもしれない。ここのところお膝の要求ぶりがすごいのだ。人間がソファに座っていればだいたい行く。行って人間の膝の上に収まる。エリカラをつけているときもつけていないときもだ。
 完全なる甘えん坊将軍である。この小さなお殿様は人間に甘えるのが好きだ。それは知っていたのだがこうまで甘えられると心配になってくる。
 お猫様がリラックスして穏やかに暮らせる日常を提供するのが猫と暮らす人間の義務である。だから本当はエリカラなどつけたくないのだが、ハゲが治るまではエリカラを我慢してもらうしかない。
 本人はハゲなどいっさい気にしていない。しかしそれがもしなにかよくない病気で、どんどん広がったらどうしようと飼い主は心配だ。
 とりあえずお腹は壊していないようだ。健やかであれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?