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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/9/27

 きのううっかり風呂上がりに涼しい格好をしてしまって、激しい鼻風邪をひいてしまった。顔面が重い。夜はよく眠れず朝起きたら5時で、いや睡眠の質の悪化! となった。
 熱はない、まったくない。あとは手の関節がちょっと痛むくらいだ。そして洟がえげつないくらい出る。洟のかみ過ぎで耳も痛い。朝起きて洟をかもうとしたら顔面が岩のようだった。
 さすがにこの状態ではパソコンに向かって公募の原稿を書くどころではないし、人さまにうつしたら迷惑なのでピクミンブルームもおやすみだ。
 耳鼻科にいけば一発で治る案件なのだろうが、悲しいことにかかりつけの耳鼻科は風邪っぴきが歩いていくには遠すぎるので、母氏に夕方風邪薬を買ってきてほしいとお願いした。
 朝5時、起きて洟をかんでいると、部屋の前を聡太くんがウロウロしていた。シルエットクイズだ。しかしなんでまたわたしの部屋の前にいたのだろう。起きたことがわかるのだろうか。

お耳切れちゃったけどよいお顔。


 鼻風邪の兆候はきのうからあって、ずっとくしゃみをしたり洟をかんだりしていたのだが、きのう洟をかみはじめたら、聡太くんが「なんだ?! いまのおとはなんだ?! たのしいやつか?!」と近づいてきた。
 さっきも洟をかんでいたら「なんかたのしそうなことしてるねー」と寄ってきた。ぜんぜん楽しくない。
 聡太くんが寝ているときに洟をかんだら目がシャキーンとなった。よほど飼い主が洟をかむのが面白いらしい。洟をかむたびに起きてこっちを見ている。
 こっちは耳はバリバリするし顔が重いしでえらいこっちゃなのだが。聡太くんはわたしがこの手の症状で具合を悪くするのをみるのはたしか初めてだ。
 いまわたしは小さい子供が風邪をひいたみたいに、茶の間にひいた布団に寝転がっている。顔を上げれば椅子があって聡太くんがくつろいでいる。洟をかんでそちらを見ると聡太くんが「あんみんぼうがいなんですけど」と言わんばかりの顔をしてこちらを見ている。
 まあきょうの昼くらいには慣れるだろう。わたしは慣れたくないのだが……。

「よくみるとうしろがとっちらかってるんですよー」


 けさ、聡太くんはなにやらサカリのついた猫みたいな声を発していた。オスだしなにより子猫のうちにチョッキンしているわけだし、サカリがつくわけがないので、なにごとだろうと思ったら最近とみにお気に入りのボールをくわえて持ち運んでいた。
 聡太くんはお気に入りのおもちゃ相手に変な声で鳴く。じゃらしもそうだった。なあんだ、と安心したのだった。
 しかし「これなげてー」と朝ドラ真っ只中に持ってきて、すごい声で鳴かれたのはビックリした。頼むから平日いちばんの楽しみを奪わないでくれ、と思った。
 きょうは天気予報の指し棒にもチョッカイを出そうとしてテレビの裏に手を突っ込んでいたので、楽しそうなのでよしとした。聡太くんが楽しければすべてヨシなのである。
 それから茶の間に布団を運んできたところ「な、なんだ?!とビックリしていたのも可愛かった。猫はビックリするとしっぽがタヌキのように膨らむ。聡太くんはそれがたいへんよくわかる子だ。

 なんというかたいへん疲れた。明らかに状態異常を喰らっている。元気だったら図書館に本を借りに行きたかったがちょっと無理そうだ。大人しく寝ていようと思う。うう、鼻詰まりがつらい。

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