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きょうの聡太くん 2023/2/22
猫の日である。去年のスペシャル猫の日、つまり2が6個並ぶ日に我が家には猫はいなかった。いまはただただ、猫が家にいるという喜びを、噛まれてボロボロになった手の甲を見ながら噛み締めている。
0655で猫スペシャル犬スペシャルをめったにやらなくなってだいぶ経つが、やっぱりきょうも猫スペシャルはやらなかった。にゃんにゃんにゃんの日だというのに……。0655のねこのうたの何が好きかというと、飼い主さんと幸せそうにしている猫が映ることである。
インスタに聡太くんの画像をUPするようになって、ときどきおすすめとして可哀想な猫が流れてくるようになってしまった。道路で病気で死にかけているだとか生まれてまもなく捨てられただとか。それが現実なのだが、わたしが観たいのは新しいお家で暮らすことになってハッピーになった猫なのである。
ホームセンターのペットコーナーでご飯をくれる店員さんを待っている猫は可哀想の一言で、はやく一緒に暮らしてくれる人が見つかりますように、と毎度毎度思っている。
トルコの震災だって、たくさんの犬猫が路頭に迷っているわけで、救助してくれた人にひっついて離れない猫は確かに可愛いけれど可哀想だ。トルコ人は猫が好きだと聞いたことがある。早く暖かいお家で暮らせますように、と思わずにはいられない。
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聡太くんは相変わらずとても元気である。お腹の調子も戻ってきたように感じる。
聡太くんは夕飯のあと台所と茶の間を行ったり来たりする癖があって、このシバレる2月もその癖を止める気はないようだ。
2月も終盤戦に突入している。春はもうすぐそこだ。3月20日で聡太くんは1歳になる。なにをしてお祝いしよう、と今から考えている。
しかしお腹ゆる太郎なので変なものは食べさせられないし、人間が聡太くんの誕生日にかこつけてなにかいいものを食べるくらいしか思いつかない。そして祝わねばならないのは聡太くんの誕生日なのだ、人間がおいしいものを食べても聡太くんは嬉しくないと思う。
だいいち猫的に誕生日というのはうれしいものなのだろうか。たまちゃんは野良だったので6月くらいの生まれということしか分かっていなかった。だから誕生日のお祝いなんてしなかったし、拾ってきた日もちゃんと覚えていないのでうちの子記念日もなかった。
聡太くんはそのあたりがハッキリしていてたいへんありがたい。ありがたいといってもなにをするわけでないのだが……。
きのう、少し休もうと横になったら、聡太くんが膝のあたりに乗ってきた。かわいいなあと思っていたらストーブの灯油が切れてしまって、仕方なく聡太くんをどかして灯油をタンクに入れて戻ってきたら、聡太くんは律儀に待っていた。いつもならべつのところの布団にいくのに、なんてかわいいやつだろう。これだから好きなのだ。
飼い主のお昼寝に付き合ってくれるのはとてもうれしいことだ。かわいいし昼寝のときだけはお利口である。
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きょうは絵画教室である。絵の先生のご自宅にある教室でやっていて、教室とご自宅を猫軍団が自由に行き来していたのだが、前回前々回は子猫がいたのでドアを閉めていた。子猫は白黒のすごく可愛らしい子で、前回行ったときには「カリメロ」という名前がついていた。
カリメロくんも相当なヤンチャのようで、首輪を噛みちぎったりドアを突破して先輩に挨拶にいったりしていた。おそらくもう予防接種は終わっているはずなので、もしかしたら先輩猫たちにしっかりと教育されているかもしれない。
絵の先生はけっこう偏った人なので、犬や中国や韓国や日本の政治家の悪口を言うのが大好きである。わたしはそれにまともに付き合うとメンタルが持たないとわかっているのにうんうんと聞いてしまう。
ただ猫だけは溺愛していてそこは許せる。そしてとんでもなく絵が上手い。そりゃそうだ美大出だもの……。
どうやら芸術を仕事にする人は性格が偏りがちになるのかもしれない。高嶋ちさ子だと思えばいいのではないだろうか。
そしてたった2時間の絵画教室なのに、わたしはいつもその間ずっと聡太くんの心配をしているのであった。
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