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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/3/26

 平和な日曜日である。きょうは朝食を食べながら、民放のWBCの特集番組を見た。母氏がもういいというのでえねっちけーに回したら、さわやか自然百景は樹氷とその周りの生き物をやっていて、たぶん聡太くんは興味はないだろうし、なにより人間がノロノロ食事をしているので聡太くんはケージの中なのであった。
 食べ終えてケージを開けてやると、聡太くんはまっすぐ台所にダッシュして、オムレツを作ったフライパンをなめはじめた。バターたっぷりだったらしいのでさぞかしおいしかったろう。
 今朝起きてきたら家具の扉に貼られたガムテープが増えていた。薬を入れておく棚だ。母氏曰く、聡太くんが開けてしまったらしい。聡太くんは薬のキラキラする包装が大好きで、隙あらばかっぱらっていこうとする。そりゃあガムテープを貼るしかない。
 たまちゃんもその棚にはよく入っていたのだが、たまちゃんは人間の薬に興味はなかった。なんでも口に入れるような悪いことはしなかったし、棚だって開けてやらないと入らなかった。個性というのは面白い。
 しかしガムテープで貼っておくのはいずれ立ち行かなくなるときがくると思うので、なにか対策を考えなくてはならない。

久々に膝に乗ってきた。


 きょうは趣味の園芸も日曜美術館も将棋フォーカスも再放送だ。ただえねっちけー杯の出場女流棋士決定戦だけは再放送ではない。
 どうして将棋の世界において女流棋士というのはこうも地位が低いのだろう、とときどき思う。男性にあまり勝てないというのは確かなことだし、奨励会のシステム的にプロ棋士になれた女性がいないというのは分かる。それにしたって、ふつうの人よりよっぽど強い女流が、大盤の聞き役だと分からないような調子で話して、解説である男性のプロ棋士に詳しくしゃべらせるというのはやっぱりなんとなくおかしい気もする。
 そもそも「女流」というのがいかにも古臭い。いかに男社会とはいえ……。
 ちなみにきょうはお天気が悪いので公民館に将棋を指しにいくかはちょっと分からない。なんだかしばらく行かないうちにすっかり面倒になってしまった。
 話題は聡太くん(猫)に戻る。聡太くんには妹だか姉だかがいて、もらう話が決定するとき「男の子と女の子どっちにする?」と言われたのだった。もし2匹まとめて引き取っていたら女の子のほうはどんな名前になっていたのだろう。囲碁はさっぱりわからないので「菫」はないだろうし、かといってあやかって名前をつけたくなるようなすごい女性が思い浮かばない。世の中はやっぱりいまだに男性中心で動いているのだと思う。

「ぬ? なんだなんだ?」


 聡太くんはさんざん鈴入りのボールを転がして遊んだあと、疲れたのか寝てしまった。
 健康そのものだなあと思う。最近は食べ過ぎなければよいUNKOを出すようになった。それを思うといっぺんもお腹がゆるくならなかったたまちゃんはすごいと思う。
 健康は大事だ。動物は病気したときの医療費がすごい。猫よ、すこやかであれ。

 ちなみにこれは日曜美術館を流しながら書いているのだが、アートシーンのコーナーで猫を取り上げた展覧会の情報をやっていて、超絶かわいい子猫の肖像画が出てきたと思ったら「(画家の名前)は経済的な理由でこの猫を飼い続けることができませんでした。子猫の愛らしさと画家のやるせなさが……」という解説が流れて「やめてくれ〜!!!!」となったのであった。なんとか聡太くんを養う手段を見つけなければならない。

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