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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/1/20

 きょうは母氏の誕生日である。買い物をそのまま詰めてもらえるマイバスケットをプレゼントしようかと思っていたのだが、しかし買い物をして帰ってくると聡太くんが速攻で買い物袋を漁り、ひどいとアジフライをくわえて逃げたりするので、さらに露出の大きいマイバスケットでは危険だよなあ……と諦めた。
 それなら母氏の誕生日にかこつけて花でも買うか、と思ったが、家の中にはもう安全に飾れる場所がどこにもない。唯一安全な自分の部屋の窓はもう限界だ。なにをプレゼントしたらいいのだろう。
 そしてきょうが1月20日ということは、あと2ヶ月で聡太くんは大人猫になってしまう、ということである。そうなったらツイッターでの呼称も「子猫氏」から「猫氏」になるし、キャットフードも1日2回になる。
 時間ってどんどん過ぎていくんだなあと諸行無常の気持ちだ。聡太くんはそんなのお構いなしでぼーっと外を見ている。うらやましい。

「ぎたいしてるんですよ〜」


 聡太くんの行動に一定のパターンがあることに気づいた。聡太くんはいつも食事のあと台所を漁りにいくのだが、とくに夕飯のあとそれが顕著である。
 聡太くんの食べるようなものは何一つないというのに、台所に行ってシンクのディスポーザーを漁り、足ビチョビチョで戻ってくる。しばらく茶の間をウロウロしたらまた台所に行って足ビチョビチョで戻ってくる。これを何回か繰り返すのだ。
 なんでそういうことをするのかは分からない。猫はミステリーである。
 楽しくやっているようなのでまあいいか、と思っているのだが、足ビチョビチョで歩き回って足跡だらけにするのはなんとかやめてもらえないだろうか。別に汚いとかではないのだが……。

手を噛んで暴れているところ。


 公募の原稿を頑張っている。いま書いているものはたぶん他人からみて面白いかというと微妙だと思うので、書いて楽しい、という気持ちと、完成させて得られる経験値を稼ぐために書いている感じだ。
 ちゃんとそのほかに、電撃に投稿するつもりで書いた短編小説を、カクヨム経由で電撃に投稿しようと思ったら、応募ページからの応募とカクヨムからの応募で字数の条件が違うことに気付いた。どうやらカクヨムから応募するにはちょっと字数が足りないようだ。
 焦らずゆっくりやろう、という気持ちではいるのだが、どうしても早く送って楽になりたいという気持ちが勝る。まあ4月に間に合えばいいのだ、と思っておくことにした。
 それはそれとして、カクヨムにUPした「海の遊牧民」という謎の短編がちょっと見たことがないほど読んでもらえている。ふだん読み合いをしていない方や、ツイッターどころかカクヨムにおいても全然知らない方も読んでくださる。
 確かにすごく力を込めて書いたものではある、しかしそれでもここまで評価されるとは正直思っていなかった。
 わたしは褒められると調子に乗るタイプの人間なので、この記事の末尾にもリンクを貼ろうと思う。読んでもらえたらとても嬉しい。
 結局、いろいろ悩んでもわたしのやりたいことは「文章を書く」ということなのである。それで聡太くんを養えたらいいなあ、と思う。まあ聡太くんは文章で稼ごうが他で稼ごうが、食べて寝て遊べたらなんでもいいと思っていると思うのだが。

 最近聡太くんの夜の運動会が激しい。
 夜になって人間がぼつぼつ寝始めると、なぜか神棚に登って尊大な顔をなさる。鈴入りのボールを鳴らして神棚から下ろしてから灯りを消して寝ている。
 いちおうクリスチャンなので神棚は拝まない。しかし高いところにいるのをほったらかして寝て、怪我されたら困るし怖いので降りていただいている。
 聡太くんは毎日が発見で毎日が冒険で毎日がインディ・ジョーンズである。楽しそうだ。うらやましい。
 その一方で寝るときはびっくりするくらいグッスリ寝るのだから猫は不思議な生き物である。ぐっすり寝るから冒険する活力が湧くのかもしれない。そういえば加藤一二三先生の日めくりカレンダーにもよく寝る、ということが書いてあった。
 聡太くんのようによい睡眠をしたいと思う。

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