見出し画像

きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2024/3/17

 きのう、危うく聡太くんを引き戸に挟みそうになった。引き戸を閉めようとしたら母氏に「あぶないあぶない!」と叫ばれて、なんだろうと手を止めたら足元をするりんちょと聡太くんが抜けていった。エリカラをつけているというのになんという自由さだ。そういうのは危ないからやめてほしい。
 たまちゃんも何度か引き戸に挟みそうになった。思い出すだに恐ろしい。たまちゃんは小さかったので挟みそうになっていたのだから、男の子の大きな猫であれば挟まないで済むだろう……とおもいきや聡太くんも挟みそうになるのだからわたしというのは学習しない。もし挟んでしまったらうっかりじゃ済まないのである。
 聡太くんをもらってくることを決定したときに男の子にしようと思ったのは、男の子は大きくなると絵画教室の先生が飼っているオス猫軍団を見て思っていたからだ。オス猫軍団のみんなのように巨大化してくれたら、たまちゃんが小さいゆえに起きそうになっていた危険を回避できるのではと思ったのである。
 しかし大きさなど関係なく引き戸は危険なのであった。気をつけねばならない……。

 昨晩、食器を洗ってのち、どうしても茶の間に戻る気がわかなかったので、台所の電気ストーブをつけて床で転がりながらスマホをいじって過ごした。
 聡太くんは台所のテーブルの上にいて、「にんげん、おまえもたいくつそうだな」という顔をしていた。
 こうやってぼーっとぐうたらするのが好きだ。茶の間で昼寝していて聡太くんが「どっこいしょ」と乗っかってくるのも好きだ。聡太くんと一緒にぐうたらするのは最高だ。
 なんというか猫とぐうたらするのは尊い時間だと思う。猫は寝るからネコなのだという。睡眠の申し子、つまり言ってしまえばのび太くん的ぐうたらの申し子なのだ。
 最近ナイトルーティーンが省エネになったのも成長なのではないだろうか。猫はぐうたらしてナンボである。犬みたいに勤勉な猫というのも妙な感じがする。だって猫が玄関から新聞を持ってきて差し出すなんて想像もつかないし、そんな猫はいやだ。
 ぐうたらする、という猫の気質はわたしの気質に合っているのだろう。

「せんにゅうにせいこうした! このままねたい!」


 明日は弊noteの更新が午後になる。なぜかというと近所(言うて車移動)の名画座「御成座」で、なんと「ルパン三世 カリオストロの城」をやっていて、それを観にいくからである。
 テレビで何度も観たが、CMなしで観るのはこれが初めてだ。とても楽しみで今からワクワクしている。
 御成座では以前「映画館でジブリを」をやっていて、「風の谷のナウシカ」を観たのだがそれがまあ最高だった。シネコンの小さい画面とはわけが違う。
 その名画座は普段なにやら渋い映画をいろいろ上映していて、どれもちょっと高尚そうで、娯楽映画ばかり観ている人間には取っ付きにくいところだ。
 しかし去年の年末に「オナリック・ショック映画祭」というホラー映画祭り企画があって、あまりにタイトルが気になりすぎてうっかり観た「サイコ・ゴアマン」というB級特撮ホラー映画が面白かった。御成座はたまにそういうどうしようもないB級映画をやっているから油断できない。
 それに「RRR」は秋田県で唯一の上映館ではなかったか。「バーフバリ  王の凱旋」もここで観た。「この世界の片隅に」もここで観た。地元のちっちゃい名画座侮るべからずである。
 市内の映画館なので、半日家を空けるということもない。弘前まで映画を観にいって半日家を空けると、聡太くんは「ぼくをおいてみにいったえいがとやらはさぞかしおもしろかったのだろうね」という顔をしてくる。そして「シン・ウルトラマン」は公開当時、聡太くんがピヨピヨ言いそうな子猫だったがために家を空けられず観られなかったのだった。
 とにかくいまからとてもワクワクしている。楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?