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きょうの聡太くん 2024/1/26
聡太くんはよく勝手にピアノの部屋に一人で行ってしまう。
たいてい悪さなどせず、ピアノの上で猫ビームを発しているだけなのだが、なにが楽しくてピアノの部屋に行くのかは不明である。
人間がピアノの部屋(タンスの部屋も兼ねている)に洋服を取りにいくときも隙あらばついていこうとする。それも何故なのかさっぱりわからない。
ピアノの鍵盤のフタを開けていると\ドーン/とやったりするのでフタは閉めているが、その横にある電子ピアノの電源を勝手に入れることもある。何でも踏んで歩くのだ。猫というのはそういうものだ。
もしかしたら子猫のころピアノの部屋から入る奥の物置になっている座敷でよく遊んでいたからそれを思い出して行こうとするのだろうか。寒いからよしなよ、と思ってしまう。
なにを考えているのかはわからないが、「猫を抱っこして壁に近づいて、猫が手で壁をブロックしたらその猫は賢い」というのを試してみたところ、壁に手を出す気は全くなかったようだった。そういうちょっとおバカなところもかわいい。
聡太くんはかくれんぼが下手くそだ。奥に勝手に一人で行ってしまっても、数分すれば戻ってくる。人間大好きくんだからだ。そこはかわいいと思う。
聡太くんはあんまりヨーグルトに興味がない。よそさまの猫ちゃんがヨーグルトを食べている画像や、ヨーグルトのパックをかぶっている画像をよく見るのだが、本当に聡太くんはヨーグルトに興味がない。
我が家では種菌を牛乳にぶちこんでヨーグルトを作って食べているのだが、自家製だからだろうか。よその猫ちゃんが食べていた明治ブルガリアヨーグルトとかを買ってきたら「たべる!」と騒いだりするのだろうか。
しかしそのかわり聡太くんは相変わらずの卵大好きくんである。今朝も母氏から目玉焼きの黄身をもらっていたし、きのうの夕飯の卵入りの炒め物の食器にもチョッカイを出そうとした。
食いしん坊なのはいいことだ。食べることは生きることである。しかし聡太くんはさっぱり太らない。もうちょっとフクフクしていていいと思うのだが。
この間行ってきた絵画教室の猫さんたちはみな丸々堂々と太っていた。さすがにデブになれとは言わないが「猫の体重は老後への貯金説」というものを信じている人間としては、聡太くんももうちょっと太ったらいいのにな、と思ってしまうのであった。
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きのう聡太くんは完璧なナイトルーティーンをこなしてから寝た。最近どうも忘れ気味だったのだ。
飼い主がルーティーンの生き物なので、聡太くんがルーティーン通りに活動していると安心する。それもまた変な話ではあるのだが。
きのう人間は「魔改造の夜」を観ていた。意味不明な競技をするために、一流のエンジニアたちがオモチャや家電製品を必死で改造し恐ろしいマシンにして戦う番組だ。まさに「受信料が火を噴くぜ」というやつなのだと思う。いつ観ても面白い。
しかし人間がどれくらい熱心にテレビを観ていても、8時になったら聡太くんはおやつを食べたいので、ササミをレンチンしてほぐして食べさせてやった。とても嬉しそうに食べるのがかわいい。
聡太くんは人間が大好きだ。だったら人間はそれに応えねばならない。猫だって人間に甘えるし甘噛み(もれなく痛い)だってする。最近はときどきお目々ぱちぱちを返してくれるようになった。
愛されるというのは素敵なことだなあと思う。
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