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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/11/16

 きょうも雷注意報が出ている。朝、外は嘘みたいな晴れだったが油断してはいけない、祖父の教えてくれた言葉に「朝でっかり婿泣かせ」というのがある。つまり朝晴れているとそのあと雨が降る、というもので、なかなかの的中率の名言なのだ。そして昼になったら雨が降り出した。
 逆に朝霧が出ているとその後晴れるというのは幼稚園の園歌にあった。お天気というのは不思議だ。しかしこの調子では公募の作品(と言うには今ひとつ面白くなくて送るのはやめておこうと思う作品)はいつ完成するやらだ。なんとか今月中にカタをつけたい。モバイルバッテリーというやつを買えばいいのだろうか。このあいだあつ森の完全攻略本を買ってしまって、お財布に隙間風が吹いているのだが。
 ちなみにあつ森の完全攻略本を、茶の間の広辞苑の横にどっこいしょと収めたところ、攻略本を取り出すと聡太くんが「わーい!」と本棚に入りにいくようになった。やめてほしい。

「なんかどんよりしたてんきだねえ」


 聡太くんはきょうも元気に悪いことをしている。人間の食器をなめたり目玉焼きを作ったフライパンをなめたり、それらを片付けるとガスコンロに食べ物はないか探したり、やりたい放題である。かわいいから許されている。
 そりゃあ味気ないキャットフードより人間の食べている目玉焼きのほうがおいしいに決まっている。たまちゃんだって人間の食べ物を分けてもらうとたいへん喜んだものだ。料亭のうなぎをもらってきたときは「こ、これはたべられるものですか……?」と、軽く触ってみてから食べていた。
 いまは諸物価高騰の折というやつなので、うなぎが我が家の食卓に並ぶことはないと思うのだが(貰い物なら別だがそんなものをお裾分けしてくれるひとなどいない)、そうなったら聡太くんがどれだけ騒ぐか想像するとニコニコしてしまう。
 聡太くんはなかなか食い意地が張った猫だ。先代よりアグレッシブに人間の食べ物を要求してくる。聡太くんをケージにいれなければアイスクリームひとつ食べられない。
 若いうちに元気で食べたり遊んだりしていれば、歳をとってからも貯金になって長生きできるのではというような気がする。
 絵の先生のところの亡くなった巨大猫くんも食いしん坊で体重があったから18年生きたわけだし、ドコノコでフォローしている23歳のおばあちゃん猫は若いころ同居猫にドン引きされる暴れぶりだったという。
 調べてみたら猫の21歳は人間の100歳と書いてあった。それくらい元気で生きていてくれたら嬉しい。
 でもそうなったらわたしは53歳になっているのだなあと思うと、やはり結婚しない代わりに猫を飼うというのは正解だったか……と思ってしまった。

後頭部が可愛くて後頭部の写真ばっかり撮ってる。


 聡太くんの腕を触っていたら、なにやらかさぶたのようなものがあった。なんの傷だろうかと考えて、仮説として「ケージの中から手を伸ばしてソファを引っ張るとき、ケージにすれてできた傷」というのを考えていたのだが、よくよく考えたらこれはチョッキンしたときの採血の注射跡ではなかろうかと気づいた。
 本来ならすっかり良くなっているはずだ。きっと気にしてなめたりしたのだ。チョッキンの傷だってなめて治りが遅くなったわけだし。
 もしかしたら聡太くんは傷の治りにくい体質なのかもしれない。まあかさぶたと言っても毛に埋もれていたので、そう心配しなくていいとは思うのだが。
 まあ人間の小さい子供だって転んで擦りむいたりするわけで、子供が傷をつくるのはきっと仕方がないことだ。これ以上傷を増やさないように気をつけねばなるまい。

 聡太くんを我が家に引き取るまで預かってくださっていた母氏の同僚の親戚の方が、ドコノコを始めたというので見てみたら、そのお家の猫さんは白黒のバットマンみたいなおしゃれな模様をしていた。
 肉球の画像もUPしていたので観てみたら白いおててに見事なピンクの肉球で、可愛らしくてニコニコしてしまった。
 ちなみに聡太くんの肉球は小豆色である。その肉球のある手のひらは黒い。地味だ。
 聡太くんは基本的に地味である。そこが可愛いのだが……。

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