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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2022/8/31

 夏が虫の息になってきた。明日からテレビでは冬タイヤと暖房器具のコマーシャルが始まる。秋田県の夏はやたらと短いのだ。こたつ一つで冬を過ごせる東京がうらやましい。
 我が家にはこたつがない。ないことはないが物置の奥で行方不明になっている。大昔いっぺん出してきたが、たまちゃんは興味なしだった。ちなみに天板の裏側の、麻雀に使う緑の部分はだいぶ擦り切れていた。父氏が使っていたらしい。
 こたつがあったら聡太くんは入りたがるだろうか。聡太くんはたまちゃんよりずいぶんと猫らしい性格をしているので、たぶん入るのではないかな、と思う。
 まあ確かめようがないのでどうでもいいことではあるのだが。

「もうふ、ふかふか」


 きょう、聡太くんが久々にゴロゴロ喉を鳴らすのを聞いた。聡太くんのゴロゴロ音は地鳴りというかヘリコプターというか、かなり豪快だ。
 聡太くんはゴロゴロ喉を鳴らしながら毛布をこねていた。幸せそうである。やはり幸せそうな猫というのは見ていて嬉しい。
 きょうは朝からボールを見つけてきて持ち運んで遊んでいた。楽しそうで大変よろしい。

 聡太くんの噛み癖の治まる気配がない。ちょっと興奮すると激しく噛んでくる。痛い。用もなく甘噛みすることはなくなったが、興奮して噛みつくとまあひどい噛み方をしてくる。
 興奮したらすっといなくなればいいのだが、日常生活を送る上でそれが必ずできるとはかぎらない。聡太くんの興奮は人間が食事しているときかもしれないし、テレビでなにか面白いのを流しているときかもしれないからだ。
 穏やかな猫には育ってくれそうもないので、なんとか興奮を落ち着かせる方法がないか模索するしかない。きっとでっかくなってもネコチャンホールドをしてくるのだ。たまちゃんだって結構な歳になるまでネコチャンホールドをしてきた。
 ちなみにネコチャンホールドというのは人間の腕に前脚でしがみついて噛みながら後ろ脚で蹴りを入れる猫の必殺技である。よその猫もやるのだろうか。

あの、それはわたしの座布団なのですが。


 さて、きょうはヘドロ飼い主が絵画教室である。油絵を描くのが好きなのだが、家で描くと汚れるし誰かに教わりながら描くのはやはり上達する。
 絵画教室の先生が猫原理主義者で、教室兼先生の自宅には4匹でっかいオス猫がいる。さながら男子校だ。
 聡太くんも絵の先生のところの猫たちのようにでっかくなってくれたらいいなと思う。あれだけでっかかったら家の中でも見失わないだろうからだ。
 きょうやることはたまちゃんを描いていた絵に、ヒゲとサインを入れることだ。おそらくそのあと次のキャンバスに地塗りして、後半戦はほとんどおしゃべりになるだろう。
 次はちっちゃかったころの聡太くんを描きたいと思っている。たまちゃんは黒猫だったので模様を描く必要がなかったが、聡太くんはサバトラだ。絵を描く人間もレベルアップしなくてはならない。
 人間性もレベルアップしたいなあと思う。

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