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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/7/27

 北東北が梅雨明けした。確かに梅雨明けしたっぽいめちゃめちゃ暑い日が続いている。人間はぐったりバテバテだが聡太くんは元気だ。
 きのう寝るとき確かに廊下のドアは閉めたはずなのに、たぶん父氏あたりがドアを開けたらしく、聡太くんは朝3時に母氏を起こしにいったらしい。顔を叩くとかでなく部屋の前で大絶叫したのだとか。自由である。
 明け方になってくれば「あさだ、ごはんがたべたい」と思うのだろうか。なんにせよ、もうちょっと大人しくしていてほしいのだが、大人しくしていればしていたで「生きてる……?」となるので猫というのは難しい。

「いいおとこでーす」


 今朝も母氏が仕事に出かけるなり噛み噛みエヴリバディになってしまった。きょうは絵画教室があるので小説をモリモリ書くわけにはいかない。
 なので20分放置のおしおきをしたところ、わりとお利口さんに寝ていたのだが、この記事を書き始めたとたん、スマホ用のキーボードにちょっかいを出しにきた。
 人間の手を追いかけたりスマホスタンドをかじりだしたので今さっきキーボードの電源を切ってスマホぽちぽち入力に切り替えた。
 なんというか元気が出ないので記事を書いているのだが、これが夏バテというやつなのだろうか。いやだ。
 ちなみに聡太くんは先代のように夏恒例の「床に落ちている」というのをやったことはない。まだ子猫だからだろうか。子猫といってももうすっかり大きいのだが。
 最近の聡太くんの趣味は「水切りラックの箸立てに入っている箸やスプーンをかじる」ことだ。そしてかじり飽きると流し台に放り込む。落として転がす。子猫の刃無限イタズラ編である。噛み方が激しくて、すっかりキャットフードを計るスプーンがボロボロになってしまった。きっと大きくなってもやるのだろう。

 先代は黒猫で、目は金色一色だったのだが、聡太くんは体の色が薄いせいか目の色もすこし薄い。オレンジ色に緑色が混ざっている。
 きれいに例えるなら「あんずのゼリーにミントを散らした色」だ。
 聡太くんはしっぽがすらりと長くてきれいな猫だ。先代も「美少女」みたいな印象だったが、聡太くんは「美形」である。「ハンサム」である。
 猫はみんなかわいい。しかし「うちの子」というのはやはり特別なのだと思う。

電子レンジで調理されるものはぜんぶ自分のものだと思っている。


 聡太くんはとても甘えてくる猫だ。人間の膝が大好きだ。先代はそういうことはしなかった。
 人間大好き(ただし布団やおもちゃとして)ということなのだろうか。現在膝に乗られている。読みかけの本をとりたいしなんならトイレに行きたいのだが。というか暑いのだが。
 こういうとき、「果たして先代は幸せだったのだろうか」と思う。そして「聡太くんのこの先は幸せなのだろうか」とも思う。
 聡太くんは下手すると父氏や母氏より生きるかもしれないのだ。わたしは一生エンジンのついた乗り物とは無縁だろうし、今のところ自分で稼いだ収入もない。果たしてそれで生きていけるのだろうか?
 分からないが、なんとかいまの暮らしを維持できるように頑張ってみる。とりあえずいまの段階では、自力でせめて自分ひとり養えるようになりたいと思う。人間3匹猫1匹養えるようになるのはその先の目標だ。

 そういえば月曜日の録画消化タイムに、えねっちけーで新しく始まったフランスのミステリドラマ「アストリッドとラファエル」を観た。
 自閉症で統合失調の文書係アストリッドと、熱血というか豪快な女警官ラファエルのデコボココンビが主役で、アストリッドの統合失調の描写がリアルだった。たまたま一緒に観ていた父氏が「続きないの?」と言ったのだから相当面白いミステリだ。
 アストリッドのこだわりの強い性格をみて、ああわたしも少なからずこういうところがあるな、と思った。しかしそのこだわりはおそらく自力ではいかんともしがたいのだろうとも思う。
 とにかく面白いドラマだったので続きが楽しみだ。

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