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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/5/26

 ここ最近、聡太くんは虎視眈々と玄関の突破を狙っている。だから人間は鍵をかけるのだが、鍵をかけて買い物にいくとドアの向こうで「うぅうにゃああ〜」と一節唸るのがいつものパターンになった。
 帰ってくれば聡太くんは全力で出迎えにくるが、それもおそらく玄関の突破を狙ってのことだろう。なので足元を突破されないように買い物袋で防御する。もちろん中身が魚の場合はそれにも留意する。
 そういう攻防を毎日ずっとやっているわけだが、それはたまちゃんと暮らした経験が大きく役立っている気がする。たまちゃんもビビりのくせに脱走したがる子だったので、買い物袋で足元をガードするとか、すりぬけるようにドアを出るとか、そういうスキルをたまちゃんと暮らすうちに習得したのである。
 聡太くんが外に行きたがるとき、「だめだよ外にいくと『モー』が出るよ」と言うのだが、『モー』というのはローカルな子守唄に登場する『モッコ』が訛ったもので、『モッコ』は『蒙古』なのだそうだ。つまり元寇である。要するに朝青龍である。
 聡太くんはソップ型だ。しかし暴れぶりの逞しさたるや猫界の朝青龍である。あそこまで悪い顔はしていないのだが。
 もうすぐ大相撲も千秋楽だなあ、と思う。

長い。


 聡太くんはいろいろなことをしゃべる猫だ。もちろん「うちの猫は人間の言葉をしゃべるんです」とは言わない。あくまで猫語の範疇だが、とにかく自己主張が激しい。そしてネコハラも激しい。
 たまちゃんは物静かな猫だった。若いころはサザエさんのタマみたいな声で鳴いていたが、大声で「それたべる」「はやくおやつをよこせ」「でかけるのか」「おかえりー」などとは言わなかった。聡太くんはそういうことをハッキリ主張してくる。
 ネコハラのほうは、聡太くんはテレビ台によく登っているのだが、最近は朝ドラの登場人物がしゃべっているタイミングで鈴入りのボールを転がす新手のネコハラを始めた。まあ朝ドラというのは片手間に観ても理解できるように作ってある。どうしても観たいなら昼に観ればいいのだし。

「ひなたはきもちいいなあ……」


 去年うっかり衝動買いして、トイレの窓辺に飾ったところ聡太くんのパンチで撃墜されてしまったミニ蘭(土がだいぶこぼれたが別の土を入れておいた)に、3月ごろ水をやった。ある程度寒さに当ててから春に水をやると芽が出る……とのことだったので、なかなか芽が出ないのを「寒さが足りなかったのかなあ」と見ていたら、ちょっと前にヒョッコリと芽が出ていた。
 植物は神秘的だなあ……と思っているうちに、サボテンの株分けができないまま適期が終わろうとしている。秋にもたしか適期があったはずなのでそのころにはなんとかしたい。
 聡太くんが鉢植え掘り起こすマンでなかったら飾りたい植物がいっぱいあるのだが、ここは猫草でも植えるべきなのだろうか。キャットニップとかでもいいのだろうか。
 とにかくわたしは草花が好きなんである。しかし玄関先はすでに置く場所がなく詰んでいるし、部屋も窓辺がゴッソリ占領されている。きれいな詰みである。当分花を買うのはやめた方がいいかもしれない。

浮世絵みたいな顔。


 今週は火曜から全力で公募の原稿を進めていた。だいぶ久しぶりに、プロットから離れてキャラクターが動き出す現象が起きて、とても楽しいのだが、一方で1日1万字を目指したところ疲れが溜まっていて、昨日突然泣き出しそうになったり買い物で人の群れにいて具合が悪くなったりしたので、きょうはのんびりすることにした。
 紙推敲用の印刷をしたいし、ガンダムも観たいし、読書もしたいし、カクヨムにUPする作品も推敲を進めたい。
 それにしてもいい時代になったなあと思うのは、ガンダムをふつうに配信で観られることだ。中学から高校にかけてガンダムSEEDに熱中した世代なのだが、秋田県では放送されておらず、たまたま青森のTBS系列が観れる家の子がリアタイで観られたくらいで、わたしを含めほとんどの秋田県民はぜんぶビデオ屋で借りてきて観ていたのだ。それがいまではスマホでタダ見ができる(広告は挟まるが)。ありがとうアベマ!
 ちなみにガンダムSEEDシリーズでいちばん好きなキャラクターはルナマリアである。どうも戦う女の子に弱いのであった。

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