きょうの聡太くん 2024/4/25
今朝、朝ドラを見ていたらなにやら台所から\ドタ/と音がした。何事だ、と見にいくと、父氏の昼食用に用意したおにぎりを入れたタッパーを、聡太くんがテーブルから落としたところだった。
なにをしているんだ。とりあえず元の場所に戻したがまた\ドタ/と叩き落とすではないか。母氏が台所から茶の間にタッパーを持ってきて、すごく重たい金属の文鎮をタッパーの上に置いたところ、聡太くんはなんとかこじ開けてやろうとアタックを始めた。
おにぎりへのあくなき挑戦である。きみの食べたいものはシャケしか入っていないぞ……と思うのだが、それだけでも充分、あくなき探究をする理由になるのであろう。
結局おにぎりの入ったタッパーは聡太くんの開けられない戸棚にしまった。どうしてこうも食い意地が張っているのか。白いコメなんか食べたらお腹を壊すと思うのだが。そんなに食べたがったら「ぼ、ぼ、ぼくはおにぎりがすきなんだな」になってしまう。
朝ドラはとりあえず昼のぶんを録画した。ムービングサースデーというやつだ。衝撃の展開の部分は見たがそれでもちゃんと観たいのであった。
きのうは絵画教室に行ってきた。
聡太くんがお腹を壊したクッキーのおやつを持っていって、先生に「もしよかったら猫さんたちにあげてください」と言うと、「どれどれ」と絵の先生は早速紙の上に2袋、小袋を開けた。現場にいた猫さんふたりがものすごくがっついてうまいうまいと食べていた。
食べ終わっても食べ足りないらしく、先生の持っていたパッケージにチョッカイを出し始めたので、別の味も小袋を二つ開けたところ、それもおいしいおいしいと食べて猫さんたちは満足していた。こうやって食べたがるときにいつでも食べさせるから太るのだ。
絵画教室の猫さんたちはひとりを除いて大変フレンドリーだ。撫でても怒らないし穏やかである。ひとりだけ、野良猫時代に人間にいじめられてしっぽを切断する大怪我をした子がいて、その子だけはめったに見ることがない。
やはりフレンドリーなのはたくさんの人間が入れ替わり立ち替わりやってくるからだろうか。少なくとも聡太くんには知らない人へのフレンドリーさはない。
聡太くんももうちょっと他人に優しくはできないだろうか。
きのうから雨降りである。きょうは朝からパラパラと降ったり止んだりしている。
庭にはドウダンが咲き始めた。庭木も緑の葉を伸ばして雨を受け止めている。たいへんきれいである。
ウグイスは来なくなったので、きっとどこかでパートナーを見つけたのだろうと思っている。あれだけ威勢よく鳴いていたのだからパートナーもすぐ決まるというものだ。
地元のことわざで「雨気にバカ気」というものがある。雨のときはぼーっとしてしまう、というものだ。聡太くんもそうらしくぐうすかと寝ている。
聡太くんのお腹は持ち直したらしい。らしい、というのはきのう聡太くんはわたしと母氏が買い物にいっているあいだにUNKOをして、片付けた父氏から「わりと健康そうなのが出た」という話を報告されただけだからだ。
とにかく健やかであれと思う。思えばもうすぐ4月も終わりだ。聡太くんが我が家にやってきた、「鎌倉殿の13人」の壇ノ浦合戦回の日が、じわじわと近づいてくる。「成長著しい聡太」、だ。
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