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きょうの聡太くん 大型連休特別号 2024/4/29

 きょうは書きたいネタがたくさんあるのでちょっと長めである。大型連休特別号ということにしていただきたい。

 きのうからちゅーる断ちを始めた。本人、本猫? は不満そうだ。人間が食事を食べ終わったらちゅーるがもらえると思っているので、ちゅーるでなく猫用かつおぶしをお出しされて「げせぬ」の顔をしてかつおぶしをもっくもっくと食べていた。かつおぶしはちゅーるほどうれしくないおやつなのだろうとは思うのだが、あげればそれなりに喜ぶしどこかに隠れてもかつおぶしの入っている引き出しを開ければ「なんだなんだ」とやってくるのを見れば、やはりかつおぶしも好きなのだと思われる。
 かつおぶしのあと、いままで5分茹での25秒レンチンだったのを10分茹での30秒レンチンにした、以前より細かく切ったササミを与えたところ、「おいしいおいしい」と食べていた。なんだかんだそれで満足したらしく、夜もちゃんとルーティーンで遊んでから寝た。

 獣医さんの勧めで、増粘多糖類の入っていないおやつをずっと探している。あることはあるのだが獣医さんの言っていたようなスナック菓子タイプはだいたいガッツリ小麦粉が入っている。
 しかし、これならいいかなと手にとった焼きカツオのおやつの成分表を見たところ、ガッツリ増粘多糖類が入っていた。なぜだ。どうして焼いたカツオに増粘多糖類が必要なのか。謎を解き明かすため探検隊はジャングルの奥地へと向かった……という気持ちだ。店頭で確認したので買わなかったが、同じ並びにあったササミを焼いたやつもガッツリ増粘多糖類が入っていた。解せない。
 ネットで検索してみるといろいろ無添加のおやつが出てくるのだが、キッチリ茹でたササミを食べさせるのとあまり変わらないようなものがほとんどである。店頭でもジャーキーみたいなササミのおやつを見つけたが、いやササミなら茹でて食べさせてるんだよ……となってしまった。

 さて、きのうの夜遅く、なにやら廊下から\ガタガタ/と聞こえて、なんだ? と部屋を出てみたところ、聡太くんは下駄箱の上で興奮した顔をしていた。なにやら手をのばしてわたしの部屋の戸の上にチョッカイを出していたので、明かりをつけて見たら巨大なゲジゲジがいて、おもわず「ぎゃっ」と悲鳴をあげてしまった。
 おそらく聡太くんはゲジゲジがいるかぎり戦い続け、ゲジゲジを倒したあかつきには戦利品として母氏か父氏の枕元に持っていくのだろう。それはだめだ。覚悟してティッシュペーパー何枚かを手にし、ゲジゲジを捕獲しティッシュペーパーの上から握りつぶして捨てた。
 本人は不満そうだったがそれはいけないことなのだ。今年も絶叫事案を達成してくれて安心するとともに、そういう遊びはだめですー! という気持ちになったのだった。

ぺろんちょ。


 今朝起きてくると、母氏が聡太くんにご飯をあげたあとだったのだが、試しに買ってきた国産のパウチのキャットフードを拒否しているところだった。
 どうしてかはわからない。海外産のマグロ味のパウチよりずいぶんおいしそうに見えたのだが、「ぼくこれいらない」と断固拒否されてしまった。パウチの量が少なくてカリカリを多めにやったというので、ひとくちだけいつものパウチを用意してやったら一瞬で食べた。
 子猫のころはなんだって食べたのに大人猫になって断固拒否するということは、やはり馴染みのある食べ物がいちばん好きなのだ。ずっと海外産のマグロのパウチばかり食べさせていたからそれがルーティーンになってしまったのだろう。なにかすごくおいしい国産のパウチというのはないだろうか。それとも缶詰タイプにすればいいのだろうか。わからない……。

 聡太くんはいままでしょうじが破れるということを知らなかった。しかしこのあいだ、爪でほんのちょっと破ってみせた。
 そしてきょう、ついに「しょうじをやぶればむこうにいける」ということを理解してしまった。それも朝ドラの始まる5分前にだ。慌ててしょうじ用両面テープでコピー用紙を貼り付けておいたが、そうしたら今度はしょうじの破れたところを隠すために母氏が貼ったポスターを下から潜って、たまちゃんが開けたしょうじの破れ目を突破していったのである。
 まあ外に繋がる戸には鍵がかかっているし、聡太くんがチョッカイを出して困るものも大してないので朝ドラを見ている間はちょっと無視したのだが、そのあと奥の廊下と台所の長い直線をドドドと走っていた。おまえは馬か。
 これは実に由々しき事態だ。奥から出て外に洗濯物を干す時には充分注意しなくてはならない。
 猫の前ではしょうじなど防御力0である。そんなところで突破しなくていいのだ。謙虚な本物の八冠と違ってうちの八冠は調子に乗っているのではあるまいか。
 あらためて猫と暮らすというのはこういうことなんだよなあ……と思っている。毎日が楽しい。お猫様は偉大である。

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