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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2024/3/18

 きょうは近所の名画座「御成座」に、「ルパン三世 カリオストロの城」を観に行ってきた。なにを言っているかわからないかもしれないが、このガチ令和の世の中で「ルパン三世 カリオストロの城」を上映している映画館が、秋田県大館市にあるのである。
 やはりでっかい画面でコマーシャルなしで観るカリオストロの城は最高だった。やはり宮崎駿という人のすごいところはアニメにしかできないものの可能性を追い求めたところではなかろうか。
 金ローで何度も観ているのに、テレビクルーになって現れた不二子ちゃんがバールのようなもので兵士をボコボコ殴るのが可愛かった。観に行ってよかった。
 あと御成座は絵看板がすごいのだ、ボランティアの方が描いているそうなのだが行くたびすさまじいクオリティでビックリする。ナウシカの絵看板に至っては「アニメージュとジブリ展」で全日本をぐーるぐるしているくらいだ。
 あ、絵看板のウサギさんを探すのを忘れていた。雪がすごくてそれどころでなかったのだった。

趣き深い。


 帰ってくるとゆっくりお昼だった。聡太くんはテーブルの下でいじけており、父氏は無限高校野球観戦マンになっていた。朝のうちにきのうのスーパーヒーロータイムを観ておけばよかった。父氏は夏と春の一定期間、ひたすら高校野球を観戦し続けるのだ。当然その間の録画消化はちょっと難しくなる。
 手を洗っているうちに、母氏が聡太くんをケージに入れてくれたので、急いで聡太くんのご飯を用意し、用意ができた瞬間母氏にケージを開けてもらいエリカラを外してやった。
 聡太くんは食事のあといつも通り隠れるかと思ったらなぜかわたしのほうにテコテコと歩いてきたので、ふん捕まえてエリカラをつけてやった。
 きょうはそう長いお出かけではなかったので「ぼくをおいていってみたえいがとやらは、さぞかしおもしろかったんだろうね」という顔はされなかった。単に寂しい顔であった。
 昼ごはんはコンビニのもので済ましたのだが、フルーツサンドでイチゴを食べられてたいへん満足した。聡太くんはフルーツサンドのクリームに興味を示したがあげなかった。変なものを食べるとお腹を壊すからである。

「こっちみんな……」


 諸説ありますなのだろうが、Xを見ていたら「猫をちゅーるに慣れさせてしまうと特別なおやつでなくなってしまい、歳をとって食べられなくなったときにおいしさで騙せなくなる」という話が流れてきた。
 聡太くんは毎日もらえるのに「ちゅーる食べるか?」と聞くと「ちゅーるですか!? ちゅーるなんですね!?」というリアクションをする。でも確かに慣れてしまったら喜びも薄れるかもしれない。というかパッケージに「1日4本を目安に与えてください」と書いてあるがそんなに食べさせたら塩分過多になってしまうのではないだろうか。我が家では1日1本である。
 ツイッターやインスタには猫にまつわるウソかホントかわからない情報がどんどん流れてくる。みんな猫が好きなんだなあと思う。

「でんぱじょうきょうがよろしくないです」


 きょうはきのうまでの陽気が一転して、すごい勢いで雪が降り風が吹いている。まるっきし冬だ。積もりはしないだろうがやっぱり雪はゲンナリする。
 高校野球のほうは八戸学院光星が勝ったところである。東北の民としてはとても嬉しい。というか甲子園球場は天気がよさそうで羨ましい。
 聡太くんはテレビにも窓の外にも興味なしでスヤンコと寝ている。猫はそれでいいのである。

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