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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/4/27

 聡太くんはきのうもお腹を壊した。目玉焼きを作ったフライパンをなめたからではないか、ということになっている。
 なんにせよ食事の見直しを図らねばならない。心を鬼にしてちゅーるを休むつもりだ。ずっと水分補給にちょうどいいと思っていたが、獣医さんは「脂の塊」と言っていたからである。
 ササミの正しい茹で具合を知りたくて、図書館で手作りキャットフードの本を借りて見てみたのだが、ササミを使った食べ物はオーブンで焼いてミキサーで細かくしたふりかけしか載っていなかった。我が家にはオーブンがないし、ほかのメニューには野菜が使われていて、これはちょっとなあ……と思った。
 「猫 ササミ 茹で方」でググってみたら10分茹でれば大丈夫らしいのだが、1日に食べる量はいまより少なくていいらしい。
 ついでに言うとホームセンターで見かけて買ってきた国産のパウチは完全栄養食ではなかった。まだ食べさせたわけではないが、これを与えるならカリカリの増量が必要になりそうだ。
 なんでこんなにお腹繊細くんなのだろう。しかも子猫のころから徳川家光のごとき七色飯で育ってしまったので、いまさらカリカリだけの食事にはできない。なにかいいアイディアはないだろうか。

おとぼけフェイス。


 しかしどうして猫は脂の塊であるちゅーるをおいしいおいしいと食べるのだろう。いや脂の塊なんだからおいしいに決まっている。
 人間だってすき焼きを食べるとき、牛脂を引けばそのじゅわあ……という塩梅でワクワクするのだ、脂の塊がおいしく見えないわけがないのである。
 絵の先生はユーチューブが好き、というかチューナーレステレビでずっとユーチューブを観ているらしいのだが、キャットフードを研究するユーチューバーというのがいて、その人がちゅーるはそんなに悪くない、と言ったらしい。
 だがユーチューバーと本職の獣医では本職の獣医のほうを信頼したほうがいいに決まっている。ユーチューバーに獣医の資格などがあるなら別なのだが、そこまでは知らないので普通に考えて獣医さんを信頼しようと思っている。
 聡太くんはいつもちゅーるをもらえるのをじっと待っている。こんなに食べたがるものをあげられないのは可哀想だが、心を鬼にしなくてはならない。ササミだって1日2かけら食べさせていたが、調べたら1日1かけらくらいがちょうどいいという。
 可哀想だが健康が第一である。そこだけは揺らいではならない。

「ふあ……」


 弊noteをシェアするためにインスタを使っているのだが、インスタを見ていると最近「太った雌の野良猫を保護したらいつの間にか子猫が爆誕していた」みたいな投稿を見るようになった。春の季語「猫の恋」から少し経って、そういう季節になった、ということなのだろう。
 きっとたまちゃんもそういうふうに、野良の母猫が産んで育てたのだろう。しかしなにがきっかけだったのかはわからないが母猫はたまちゃんを見捨ててしまった。病気になったからだろうか。
 よくその状態で7月まで生きたなあ、と、たまちゃんの生命力に感心する。そしてそのボロボロの、ギリギリ生きている子猫を拾って面倒を見ようと決めた中学生のわたしもなかなかいい子ではないか。
 あの日たまちゃんを拾わなかったら、わたしは猫を飼おうと思う人間にはならず、結果的にいま聡太くんと暮らしている、ということもなかったのだ。バタフライエフェクトである。映像の世紀である。
 聡太くんのおかげで毎日が楽しい。そこはねこねこネットワークに聡太くんの派遣を依頼してくれたたまちゃんに感謝しかない。

 とりあえずきょうは健康なUNKOが出たらいいなと思うのだった。

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