見出し画像

きょうの聡太くん 2023/10/27

 きょうは母氏が遅番で午前中に動けたので、聡太くんを獣医さんに連れていって爪を切ってもらおう、ついでに座布団やソファにお尻をこする癖があるのでそこも見てもらおう……と思い、買い物から帰宅したあとキャリーを出してきた。
 聡太くんはキャリーを見るなりテレビ台の横に引っ込み、目をまん丸にしていた。それでもつかんで引きずり出した。悲鳴をあげたりはしなかったので痛いということはないと思うのだが、とにかく嫌がっていた。
 聡太くんの入ったキャリーを車の後部座席に乗せ、その横に座り、母氏の運転でいつもの獣医さんに向かったところ、なんと獣医さんはお休みだったのである!
 膝カックンされたような気持ちになった。そして聡太くんはとんだ災難だと思っているに違いない。車のなかで絶望の叫びを発していたからだ。「かえる〜」「いやだ〜」という感じの。
 結局聡太くんとドライブしただけになってしまった。しかしいつもの獣医さんは父氏とタメなのでけっこうな歳だ。病気とかでなければいいのだが。

「ほぁ」


 なんだかんだいちばん頼れるのがこのいつもの獣医さんである。父氏と高校の同期で、とにかく商売っけがない。ほとんど薬代くらいしか取られない感じだ。爪切りはよそと同じく800円取るのだが。
 商売っけはないし動物病院のなかもとっ散らかっていて狭いのだが、たまに混んでいるときは年配の秋田犬ブリーダーのおじいさんとかが列を成していることがある。それだけ昔からの信頼が厚いのであろう。
 ワンオペでやっているのと設備がないのとで手術はいまはやっていないのだが、爪切りとかちょっとした気になる症状とかくらいであれば充分だと思う。それに手術をするとかレントゲンを撮るとかそういうことになったら、市内にもう2ヶ所ある動物病院のどちらかに「●●先生(いつもの獣医さん)の紹介で」と行けばいいのだ。
 思えば我が家の歴代の動物たちはみんないつもの獣医さんのお世話になった。小学生のころ飼っていた犬、フェレットをペットショップに注文したら買わされた謎のイタチ(全く懐かなくて触るのに革手袋が必要だった)、たまちゃん、そして聡太くんもお腹を壊すたびに薬を出してもらっている。
 なによりよその2つと違ってやたら混むということがないのである。行けばだいたいすぐ診てもらえる。ありがたいことである。

網戸がビリビリなのは気にしちゃだめ。


 そういうわけでドライブから帰ってきたら聡太くんはヘソを曲げてしまった。いまは2階の窓の前に座っている。きょうは雨が降りそうな天気でぜんぜんひなたぼっこの感じでないのだが(この記事の写真はきのう撮ったものです)。
 動物病院のドアに貼ってあった紙によると、来週の月曜までお休みなので、次の母氏の休みに……というわけにもいかないし、どうしたものだろうと思っている。
 それからお腹をすこやかに保つためのサプリメントも終わりそうだ。買わねばならんのだが通販でしか買えないうえに3箱で1万円ぶっ飛ぶので飛ぶタイミングを見計らいつつという感じだ。
 聡太くんが元気ならそれでいいのだが、昔たまちゃんの肛門腺が腫れて切開したらサンマのはらわたみたいな膿がビャッと出たトラウマがある。なにより爪が痛い。
 しかし聡太くんには悪いことをしてしまった、と思っている。いやがる聡太くんをキャリーに入れて車に乗せたのだから。
 あ、聡太くんが機嫌を直したのかストーブの誘惑に勝てなくなったのか茶の間に戻ってきたぞ。よかったよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?