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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/7/28

 きょうもきょうとてクソあっつい。しかし洗濯物はよく乾きそうだ。
 今朝聡太くんは母氏が風呂に入っているあいだに、ボタンを踏んで洗濯機を回したらしい。お湯が熱くなったりぬるくなったりして、母氏はボイラーの故障を疑ったそうだ。
 そして母氏が洗濯物を干しにいこうとするとなぜか聡太くんはかならずついていく。なので外に洗濯物を干せない。ので、母氏がいったん室内に干したものをわたしが外に干している。わたしは人望がないので聡太くんはついてこないのだった。
 とにかくあっつい、外で働く人がどれだけしんどいのか、考えるだに恐ろしい。そして涼しくなるとすぐ冬になってしまうのである。
 聡太くんはそういうことに関心がないらしく、とにかくスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている。猫としては少々暑いくらい平気なのだろうが、廊下でなく冷房の効いたところにいてはくれないだろうかと毎日思う。
 廊下にごろんと転がっていることが増えた。去年の今ごろはまだ「やや大きめの子猫」だったので、落ちているとか溶けているとかそういうことはなかった。人間の子供が夏でも元気なのと同じだ。いまは大人になったのだと思われる。

「おとこはせなかでかたる……」


 きのうも聡太くんは炊飯器を漁っていた。そんな、カピカピのコメなんて猫が食べておいしいのだろうか。
 昔は猫に猫まんまを食べさせていた時代もあったのだろうが、猫まんまに猫に必要な栄養はほぼないのではないだろうか。その代わり放し飼いで、自力でネズミだトカゲだスズメだと捕まえて食べていたのだろう。
 聡太くんは生粋の飼い猫なので、猫用の煮干しも選り好みして「これあんまりすきじゃないんですよ」という顔をすることがある。煮干しのアゴだけ残したりもする。
 でもたまちゃんは歯抜けだったため、煮干しを与えてもうまく食べられず吐いていたので、吐かずに食べるだけ偉いかもしれない。そのくせたまちゃんはよく味噌汁の煮えている鍋をたたいて「はやくにぼしにえろ」とやっていた。あれは可愛かった。
 食べるというのが尊いことだと、わたしはたまちゃんの晩年を見て知っている。食べられなくなったらどんな生き物も弱ってしまうのだ。
 だから野菜を残しがちの父氏を見ると「ちゃんと食べて」と思う。父氏は偏食家でフライドポテトばかり食べたがるのだった。

「か〜ら〜の、みかえりいけめん!」


 叔父上に勧められて「デキる猫は今日も憂鬱」というアニメを追っている。きのうアベマで第3話が配信されていたので観た。
 ゆるくて気楽でとても楽しいアニメだ。独特の絵柄も慣れれば気にならない。
 このアニメに出てくる猫・ユキチの飼い主の福澤さんは卵かけご飯ひとつ作れない家事音痴である。まだわたしの方がマシだと思われる。
 福澤さんが家事音痴なので巨大猫ユキチが料理や掃除や洗濯をしているのだが、猫と人間の関係性が真逆になっているのが興味深いところである。
 最近、自作の文章に料理人を登場させて、その料理人が料理をする描写をするために土井善晴先生の料理本を図書館で借りてメモしつつ読んだのだが、どこにいけば「新鮮な魚を扱っている鮮魚店」とか「鶏に詳しい精肉店」があるのだろうか。このクソ田舎ではスーパーでちょっと汁が滲んだようなものを買うのがせいぜいだ。
 そろそろ聡太くんの食べるササミを買わねばならないし、お腹のサプリメントも買わねばならない。とりあえず部屋の椅子が壊れかけた問題は家の中の別の椅子を動員してどうにかなった。それでもお金はどんどん出ていく。
 聡太くんのお腹のサプリメント、死ぬほど高いんだよなあ……と遠い目になっている。しかし聡太くんが健康に過ごすためならお金を惜しんではいけない。お腹を壊して、それがきっかけで体調を悪くされたら、獣医さんにかかる代金が出ていくのだ。注射一発千円で点滴一発3千円であることを思うと健康でいてもらわねばと思う。
 聡太くんが健康ならそれでいい。勇気を出して元気にポチろうと思う。

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