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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/1/6

 早いものでもう1月も6日である。ほんのちょっと前に正月だったのに、世の中はせっせこせっせこ動いている。
 元日に昼寝をしていたら聡太くんが一緒に昼寝をしてくれたのが遠い過去のようだ。あれから一緒に昼寝をしてもらえていない。
 あれは猫なりのファンサービスなのだろうか。もっと一緒にお昼寝したい、というのはアイドルに向かって「ウインクして」と書いたうちわを振るようなものだろうか。
 とにかく聡太くんはたいへん元気である。食欲もあるしきのうはボール遊びができなかったのが不満だったらしくずっと人間を噛んでいた。
 新しいボールを聡太くんはとても気に入っていて、よく転がして遊んでいるのだが、いかんせん鈴が入っているせいでやかましい。まあ仕方のないことではある。

「ねむいんですよ〜」


 最近、獣医さんに言われたように、「人間の食べ物」としてササミをゆでたやつを毎晩ひと口ずつ与えていたら、いつの間にか聡太くんが長くなっていた。
 猫は長いものだというのはツイッターでお馴染みである。しかしたまちゃんが短い猫だったので、聡太くんの長さにときどきビックリする。たまちゃんが「猫」だったら聡太くんは「虎」である。寅年生まれだし。
 ちょっと背伸びすれば父氏の安楽椅子のてっぺんに余裕で前脚が届く。巨大化したのだ。その上ムキムキになってきた。
 なんだかんだ巨大猫への道を辿っている。再来月ごろには成長も打ち止めになるとは思うのだが、それでもまだまだ巨大化の余地はあるのだと思う。
 絵の先生に、「猫は一歳を過ぎると太る」と言われたので、これから横にも成長するのかもしれない。痩せていて心配だが健康であればとりあえずなんでもいい。
 体が大きくなれば態度も大きくなる。最近は呼んでも耳をこっちに向けるだけというぞんざいな返事をしてくる。きみも偉くなったものだな、と思う。
 あの、春には両手のひらを合わせたなかに収まるサイズだった聡太くんが、いまではでっかくなっているということにひたすらビックリする。もう母氏のメイクポーチに乗ることはできないし、ケージの隙間もすり抜けられない。
 大きくなっても可愛いのは変わらない。成長しても可愛いものは可愛いのだ。
 というかむしろ悪いことをさんざんやらかしてのけるようになって、それに対抗する策を人間が思いつくようになったのも成長だと思う。
 次の夏も腕をズタボロにされるのだろうか。永久歯が見事に生えそろって、かの名作スマホゲーム「ポストアポカリプスベーカリー」のハナラビくんのようになった。でっかい声で「うおおおおおん!」と言うのも似ている。ときどきすごくでっかい声で鳴くのである。

うーん、ハンサム!!


 卯年でウサギを飼いたがる人が増えている、とテレビでやっていた。
 吠えないし散歩がいらない、と言われていたのだが、吠えないし散歩がいらないというなら猫だってそうだ。ときどきすごくでっかい声で叫びはするのだが。
 ウサギは可愛いが、飼ってみようと思ったことはないし、小学校でも飼っていなかった。
 確かにお隣さんの犬がギャンギャン吠えるのを聞くのはメンタルによろしくないので、吠えないペットの需要があることはわかる。でも少しくらいは自己主張する動物がいいと思う。
 友達が昔モルモットを飼っていた。可愛かった記憶がある。毛がスベスベしていて、プイプイと自己主張する動物だった。
 でも犬や猫を飼ってしまうとやっぱり小動物は物足りなく感じる。可愛いのは確かだ。でも猫を上回る、家族にする動物が思いつかない。
 どこの獣医さんでも確実に診てもらえるという点で、吠えない、散歩のいらない動物なら猫がいいと思う。
 もちろん無責任に飼えということではない。動物を飼うには責任がついてくる。それを果たすのがわたしのいま最大の目標である。

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