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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/2/21
きのう、聡太くんがエリカラを外したあともずっとしょげていたので、新しいボールを出してやった。なんのことはない正月の初売りで買ってきたボールだ。お年玉である。
それをホイと放ってやると、聡太くんはずっとずっとボールを追いかけて、1人で元気よく遊んでいた。人間が部屋に戻ったあとも、ずっとボールをドツキ回している音が聞こえていた。なんだかんだ元気だったのである。
人間が昼寝から戻ってくると、聡太くんはひたすらお膝を要求したあと、またボールをドツキ回し始めた。そして家具の隙間の奥深くに突っ込んでしまった。
わたしが取れるだろうと手を伸ばしてみると、なかなか奥のほうに押し込んでしまったようだった。腕を伸ばしていたら首がビキっとなった。激痛であった。
最初から横着しないで家具横の閉めっぱなしの引き戸を開ければよかったのである。トホホなのであった。
エリカラをつけられているとどうしても聡太くんはションボリした顔をしている。
そこで、少しでも機嫌を取り戻してもらおうと、エリカラをつけた状態でちゅーるを食べさせてみた。テレビコマーシャルで見るように、ちゅーるのパッケージからじかになめさせてみたのだ。
聡太くんは下手くそながらちゃんと一本食べ切ってくれた。少々エリカラにこぼしたが拭けば気にならない素材だ。少し機嫌をよくしたように見えた。
聡太くんはなぜか、エリカラをつけられるとカーテンを登ろうとする。ヒゲアンテナが使えないのにずいぶんな無茶をする。危険から逃れようとしてやっているのだろうか。わからないが危ないからやめてほしい。
たまちゃんは子猫のころレースカーテンにひっからまったことはあったが、カーテンを登ろうとしたことがなかったか、登ろうとしてもうまく登れなかったのだと思う。聡太くんは腕力があるのだろう。怪力キャットだ。
たぶん聡太くんのほうが猫の標準値なのだろう。胴体が長くてビックリする。そしてニョロニョロ動く。
なおきのうおとといの聡太くんの行動でいちばん笑ってしまったのは、エリカラをつけたままテレビ台横の隙間に入ろうとしたことだ。当然ぶつかって入れなくて、聡太くんはずっと「げせぬ」の顔をしていた。
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きのう聡太くんは大人しく寝ていたので、ナイトルーティーンのボール遊びはナシなのかな、と思っていたところ、体重を測っていたら「あそぶー」と茶の間を出ていった。
おとといほど疲れていなかったということなのだろう。少々足取りは重かったがいつも通り台所のテーブルの下に潜りこんだ。
ホイ、とボールを放ってやると全力でダッシュする。元気いっぱいでかわいい。茶の間の引き戸を少し開けておくとボールを無視して勝手に入っていくので、そこからホイとボールを茶の間に投げてやると「わーい!」とボール遊びを始める。その隙にすっと戸を閉めて人間は寝る。
わたしがいつも通りに動きたい人間なので、聡太くんがナイトルーティーンで遊んでくれるのはたいへん安心する。心のなかで岩合さんのごとく「いい子だね」と呟くのだ。
きょう聡太くんは桜餅のパッケージをテーブルから撃墜し、そのあと開けたら桜餅の匂いをスンスンとかいでいた。猫にも春の匂いというのが分かるのだろうか。春はもうすぐそこだ。
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