見出し画像

きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/4/30

 4月の最終日は雨降りである。
 きのうは買ってきた花を植えたり伸びすぎたビオラをちょんぎったりした。植物と遊ぶのは健康にいい。
 しかし玄関先で植物をいじくっていると、聡太くんが靴箱の上からじいーっとこっちを見てくるのには参った。玄関は鍵をかけた。たぶんそのままだと玄関を開けて大冒険に出発してしまうのではないだろうか。
 聡太くんは大冒険に出発したらしばらく戻ってこないんじゃなかろうか、と思う。たまちゃんは脱走すると庭の茂みに隠れてプルプルしていて、隙を見てばっと戻ってきていた。しかし聡太くんは警戒心ゼロのひとなので(なんせ我が家に来てすぐ父氏の膝に乗ったのだから)、好奇心の赴くまま冒険の旅をし始める気がする。
 たまちゃんが脱走するのは決まって雨の日だった。聡太くんが来る前に見たロイヤルカナンのサイトには「子猫が安全に遊べる庭が必要です」とあったが、外は危険が満ちている。猫は家の中でぬくぬくしているのがいいと思う。

お殿様ポジション。


 とてもいい季節だ。ストーブをつけなくても平気というのはとてもいい季節だ。
 でもきょうは雨降りでちょっと将棋道場にいくのが面倒に思えるので、たぶん家のなかで聡太くんと遊んで過ごすと思う。それはそれとして勝負事をしたい機運が高まっているので、スイッチかスマホ相手に遊ぶかもしれない。
 聡太くんは今朝激しく噛みついて大暴れした。そういうところで勝負師にならんでもいいのである。
 人間の朝ごはんはツナトーストだったのだが、聡太くんは人間が食事を終えてケージを開けるなり猛ダッシュで台所にすっ飛んでいき、戻ってきたと思ったら人間のこぼしたパンくずをモグモグしていた。
 それに母氏が洗面台を磨き始めたらさっそくチョッカイを出しにいった。朝から元気いっぱいである。うらやましい、こういうふうになりたい。

「ねむ……」


 これは日曜美術館を眺めながら書いているのだが、ポケモン工芸の展覧会をやっていて、もうポケモンとは縁を切ったはずなのに懐かしくて文章が進まない。
 わたしのポケモン知識はオメガルビーで止まっているので、評判がいいのでポケモンとは縁を切ったくせに観に行った映画「名探偵ピカチュウ」で知らないポケモンが出てきた時地味にショックだった。
 縁を切ったつもりなのについつい観てしまうのは、やはりガチの世代だからなのだと思う。小学一年生のときにポケモン赤を遊んだのはわたしという人間を形作った経験ではないか。
 ポケモンバトルガチ勢にはなれなかったし育成の努力値振りをどうしても楽しいと思えなかったわけだが、それでも子供のころから遊んでいたものである、好きに決まっている。
 とりあえずギャラドスの自在置物はちょっと欲しい。
 任天堂繋がりで言うとマリオの映画がめちゃめちゃ評判がよかったようなのだが、マリオはマリオテニスとかマリオカートとかマリオパーティくらいしか遊んだことがないし、マリオ本編はちょっとだけ触ったもののまともに進むこともできなかったので、映画はまあいいかと思っている。
 どうも反射神経が必要なゲームというのが苦手なのだ。ゼルダも面白そうだとは思いつつあの手のゲームは苦手だから……と敬遠している。モンハンも途中で挫折してしまった。

小さい八重桜。


 聡太くんは母氏が出かけるのを追いかけていって玄関に待機している。お昼まで帰ってこないのに玄関に待機している。まあそのうち飽きてもどってくるだろう。
 たまちゃんもよく廊下で家族が帰ってくるのを待っていた。真冬のクソ寒い日も真夏のクソ暑い日も、廊下でじいーっと待っていた。なんとなくナウシカのクシャナ殿下のセリフ「待ちたいのだ」を連想させる行動だった。
 たまちゃんは大人しかったけれど結構主張が激しかったのだなあと思う。

笹の藪から木蓮。


 きのう庭いじりをしていて、木蓮や小さい八重桜が咲いているのに気づいた。
 荒れ放題の庭だがそれなりにきれいに咲いていて、春なんだなあと思った。なんていい季節なんだろう。
 さて、明日から5月である。つまりもうすぐ聡太くんが我が家にやってきて1年になる。もうすぐ「鎌倉殿の13人」の壇ノ浦回から1年なのかとも思う。
 あ、聡太くんが玄関から戻ってきた。お前1年でずいぶんふてぶてしくなったな……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?