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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/6/30

 今年も半分が過ぎてしまった。今年もずるずるかつ爆速で進んでいく。おかしいなあ、ついこの間「どうする家康」が始まったのに。なんなら「鎌倉殿の13人」の壇ノ浦回だってついこの間なのに。聡太くんがちっちゃかったのも、ついこの間なのに。
 聡太くんはおそらく現在進行形でどんどん巨大化している。お布団が狭そうだ。食べすぎることができないのでふとっちょにはなれないのだろうが、それでも堂々たる体つきである。もうちっちゃい赤ちゃん猫だったころとはぜんぜん違う。成長って恐ろしい。
 これからどんどん巨大化してほしいと思う。でっかい猫はロマンだからだ。そうなってほしくてキャリーバッグもでっかいのを買ったのだ。
 ついでに言うともうちょっとお利口になってほしい。いや、腕を噛まれるのはぜんぜん構わないのだ。キャットケージの、鍵を外したドアを開けるのに人間に頼らないで開けられるようになってほしいのである。
 いろいろな願いを背負わされて迷惑だろうなあとは思うが、猫は希望なので仕方がない。どうか元気に過ごしてほしい。

重い。そして暑い。


 たぶん猫という生き物はすごく耳がいいのだと思う。
 基本的に投げると喜ぶのは鈴の入ったボールなのだが、きのうの夜鈴の入ったボールが見当たらなくて、かわりに布のボールを放ってやったら、鈴の入ったボールと同じリアクションをした。たぶん聡太くんの耳には、布のボールが跳ねる音が聞こえていたのだろう。
 人間に聞こえない音に気付くのはやはり聴覚が鋭いからなのだと思う。誰かが風除室のドアを開ければ真っ先に反応するのが聡太くんだ。
 ただ寝ているときはほとんどの機能がオフになっている。羨ましいくらいぐっすり寝ている。音がしても無反応だ。
 猫にもレム睡眠ノンレム睡眠があるのではないかと以前書いたが、どちらにせよ羨ましいくらいぐっすりスヤスヤである。なんだお前、かわいいぞ。

 きのう、人間は夕飯にシーチキンをぶち込んだサラダを食べた。聡太くんはケージから出たあと、台所に滴っていたシーチキンの汁をなめていた。きっとすごくおいしかったのだろう。
 猫用の煮干しを買ってきたので、とりあえず味見してみたら思いの外しょっぱかったので、ちょっとずつ与えることにした。聡太くんは歯がズラーっと並んでいるので煮干しみたいな硬いおやつも平気で食べる。
 それからきのうついにアースノーマットが出動した。犬猫につつかれても壊れないタフボディというやつだ。蚊め。
 蚊は病気を媒介するので徹底的に滅ぼさねばならない。だいいち刺されたらかゆい。

「いちにーさんしーにゃるそっく!」


 大昔プレステ2のゲームで「蚊」というのがあったな……と、ふと思い出した。我が家の茶の間には、もうだれも遊ばないプレステ2がテレビ台の横で埃をかぶっている。
 プレステ2でわたしが遊ばなくなったあと、父氏がシンプルシリーズの麻雀で遊んでいたのだが、父氏はいまではすっかりアベマで見る雀をやっている。アプリを入れて自分で打てばいいじゃんと言うと「いやあやっぱり牌を握らないと……賭けないと面白くないし……」みたいなことを言う。タバコ代程度なら賭けても捕まらないというのだが本当だろうか。
 なお、父氏はいまの職に就いてから忙しくて漫画雑誌を買って読む余裕がない、とよくこぼしていたのだが、ちゃっかりスマホに漫画のアプリを入れていた。世の中全体が忙しくなったんだなあ、と感じるのであった。

 イーホンくんが頑張ってくれたので、発売日であるきょう「じょっぱれアオモリの星」が手に入りそうだ。このライトノベルは東北の民必読だと思っている。津軽弁が無詠唱魔法というお話だ。「ウルガス」で水が出たり「オヴァン・デス」で暗黒魔法が放たれたりするすごいライトノベルである。独眼竜がマジで独眼竜だったりベニーランドとか八戸のイカとか、元ネタが分かるとゲラゲラ笑える。
 問題は現在外が土砂降りなことだ。道路が水浸しで買いにいけないみたいな事態だけは勘弁してほしい。

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