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きょうの聡太くん 2024/7/9

 どうやら聡太くんは「にんげんにぜったいみつからないかくれが」を見つけたらしい。
 気がつくといなくなっていて、どこを探しても出てこないのに、本人がそこにいるのに飽きたときに出てくる。なんでじゃ。
 かくれんぼが得意というのは猫の特技だと思うのだが、心臓によくないのでなるべく目の届くところにいていただきたい。その点きょうは自分のお布団に収まって寝ているのでお利口と言えるだろう。
 いったいどこに「にんげんにぜったいみつからないかくれが」があるのだろうか。そしてもしかしてそこはたまちゃんも隠れ家にしていたところなのだろうか。
 おそらく祖母の部屋の押し入れあたりが「にんげんにぜったいみつからないかくれが」なのではなかろうか、と推測しているのだが、家の中で隠れる必要というのはどこで発生するのだろうか。なにか気まずいイタズラでもしたのだろうか。とにかく隠れるということは何らかの悪いことをしている、ということではないだろうか。

 きのう洗濯を干していたらなにやら祖母の部屋から「ゴソゴソ……ゴソゴソ……」と音がした。一体なにごとだ、と見にいったら聡太くんはなにかビニールの梱包材を噛みちぎっていた。
「そーうーちゃーん!!!!」と叱ったらぱっと逃げ出した。なんなんだお前は。そういうことをしているから隠れたいのではないだろうか。
 よく見たら祖母の部屋には、そのかじっていたビニールの梱包材がまだ少しあって、わたしはどうぶつの森の村人が怒ったときのごとく頭の上に湯気をぷんすこ立てながらそれらを撤収した。聡太くん本人は「あれ? ぼくなんかまたやっちゃいました?」となろうの主人公のような顔をしていた。
 どうしてビニールを噛むと吐くということがわからないのだろうか。まあ猫だ、わからなくても当然だと思われる。猫はビニールを飲めば吐くという因果関係がわからず、生米をシャクシャク食べるとお腹を壊す、という因果関係もわからないのである。

どアップ。


 最近はずいぶんとお腹の調子よしおくんだったのだが、きのうちょっとお腹が弱っている感じのUNKOを出した。
 たぶん食べ過ぎではなかろうか。最近ちょっと昼のカリカリを多めにあげていたからだ。痩せているのを気にしていたのである。
 きょうからまた節制だ。いつもの獣医さんに行けばいつでも「はい整腸剤」とお薬を出してもらえるのだが、いつもの獣医さんはまだ復活なさっていないのではないだろうか。ただ整腸剤を出してもらいに設備のすごいところに連れていったら、きっと腸の粘膜がどうとか血液検査がどうとか検便がどうとかいうことになるに違いない。ただ「はい整腸剤」と渡してくれることはないのだと思われる。
 ジメジメする季節なので食中毒にも気をつけねばならない。だから梅雨は嫌なのだ。東京は猛暑で大変なことになっているというのにわたしの住んでいるところはジメジメして薄ら寒い。
 猛暑とジメジメどちらをとるかと言われたらどちらも取らないと答えたい。でも暑いほうがまだマシなのかもしれない。暑いのはエアコンをつければなんとかなるからだ。エアコンがないと地獄なのだが……。
 外に出るにしてもジメジメと雨に降られるのは嫌だ。でも外で暑いのも嫌だな。日本の気候は理不尽だ。猫もそう思うに違いない。

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