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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2022/12/20

 きょうは何を隠そう、ヘドロ飼い主ことわたしの誕生日である。
 もう誕生日がめでたい歳でもないのだが、やはり1年生きてこられたというのはすごいことだ。たくさんの死にたくなる事案を乗り越えてきたということだからだ。
 いまだに、ちょろっと通った高校のころ、3階の教室から外を見て、「飛び降りてしまおうかな」と思っていたのを鮮明に思い出せる。あのとき飛び降りなくて本当によかった。いやよかったかどうかは分からないがきっと生きていることを神様は喜ぶだろうと思う。
 レベル33になっても相変わらずボーっと生きていくほかないわけだが、ここまでレベリングしたのだ、そろそろなにかスキルとか必殺技を会得して食べていけるようになりたい。なんなら進化しても構わないが、誰かがBボタンを連打している気がしてならない。

「しやわせ……」


 で。
 朝っぱらから聡太くんが見事にやらかしてくれた。
 朝使った耳鼻科の吸入薬を、ビニールの薬袋にいれてうっかり茶の間に置いておいたら、いつのまにかテーブルの下に持ち込んで噛んでいた。ビニール袋はビリビリに破られていて、もしかしたら飲み込んでいるかもしれないが、とりあえず今のところ吐いたりはしていない。
 これは飼い主のわたしが悪い。聡太くんがこの素材を破きたがるのは知っていたはずだというのに……。
 猫が悪いことをするのはだいたい飼い主側に落ち度があるのだと思う。聡太くんは噛みたいものがあるから噛んだだけだ。こういう騒動が起きるのはあと何年くらいなのだろうか。
 とりあえずいまのところしょうじの破り方は分からないようなのでそこはいいんじゃないかなと思う。手が届く範囲でないと悪さはできないようだ。
 たまちゃんは知らない人にビックリしてしょうじをぶち破って逃げた子なので、聡太くんの人間大好き体質も悪くないのかなと思う。

見事な「つ」。


 きのう、久しぶりに夜に入浴した。わたしはいつも昼風呂をしている。チョッキン前は昼風呂でも様子を見にきた聡太くんだが、最近は昼風呂してもだいたい寝ていて無視されている。
 風呂から上がるととりあえず洗面所にはいなかった。寝巻きに着替えてボイラーを落とそうと廊下に出ると、聡太くんが「にんげんが……おゆをあびている……なぜ……」という顔をして待っていた。
 ドライヤーをかけ始めたら「にんげんがあたまにそうじきかけてる」というドン引きの顔でこっちを見ていた。
 聡太くん、人間のお風呂を見ているのは大好きなのだが、実際に自分が風呂に入ることになったら猛烈に抵抗するんだと思う。聡太くんが猫トイレで出したものを踏んづけたときも、足を洗うだけなのに激しく嫌がったからだ。

 すごくどうでもいいのだが、風呂場で小説の設定が降りてきて、そればかり考えているときはだいたい上がったあと具合を悪くする。上がって平気でもドライヤーをかけているとき具合を悪くする。だから入浴は1日の最難関ミッションである。統合失調症めんどくさーい!!

 きのうは嬉しくなってスマホで聡太くんをカシャカシャいっぱい撮影した。
 スマホないない生活をしているときに、パソコンからグーグルフォトを開いたら、今年の5月から異常に写真の量が増えていて笑ってしまった。そりゃあしょうがない。聡太くんは偉大である。
 しかしそのうちグーグルフォトを有料プランにするにあたって、いつアベマのサブスクを抜ければいいのだろう。スパイファミリーも来年2期があるし、たぶんガンダム水星の魔女も2クールのアニメだろうし。それとも1週間遅れで観ればいいだろうか。それがいちばんよさそうなので、とりあえずガンダムの第1クールが終わったらサブスクを抜けようかなあと思う。
 ……なんの話なんだ……。

 聡太くんはのどかに寝ている。猫という生き物はだいたいずっと寝ている。動物園のライオンやトラがずっとだらけているのと同じだ。
 さっきまであんなこっぴどい悪さをしていたのに……と思う。かわいいから許すのだが。

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