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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/8/17
きょうは聡太くんを獣医さんに連れていった。お盆明け一発目なうえに明日は獣医さんの都合でお休みなので、かつてなくいつもの獣医さんは混んでいた。
駐車場にはアホみたいにでっかい秋田犬を乗せた車や、なにやら小型犬の乗った車が止まっていて、獣医さんは車で来た秋田犬が帰ってから1人で来たおじいさんに、犬のかゆみ止めと下痢止めを処方しながら「なんで秋田犬みんなかゆがるのよ(意訳。実際は訛っている)」と文句を言っていた。
聡太くんの番がきた。「爪を切っていただきたいのと、お腹の薬を出してほしいのと、最近高いところに登ったり走ったりしなくなったのが心配なんです」と説明し、まず爪を切ってもらった。
聡太くんは獣医さんを前にすると異様におとなしくなる。まさに借りてきた猫だ。家での暴力猫ぶりが嘘のようだ。大人しくぱちぱちと爪を切られていた。
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獣医さんに、「ご飯は食べてる?」と聞かれた。「はい、とてもよく食べます」と答えたら、「食べ過ぎでお腹の調子がよくないんじゃないの? 食べれば水飲むでしょ」とのことだった。
エアコンがまずいのだろうか、と聞いてみると、「その温度設定(暑い日27℃、涼しい日28℃)なら問題ないけど、エアコンは喉が渇くから、それで水を飲んでお腹がゆるいのかも」と言われた。
確かに最近聡太くんはよく水をこぺこぺと飲んでいる。喉が渇くのかもしれない。
キャリーにもどしていいよと言われたので、洗濯ネットに入った聡太くんにキャリーを見せたら、大人しくのそのそと洗濯ネットを引きずり入っていった。ついに聡太くんは「かえる」ということを覚えたようだった。
というわけでお腹の薬が出た。今日はどしゃ降りの雨なので、湿気るといけないから錠剤は自力で割ってねと包装のまま渡された。できるか自信はないがやってみるしかない。
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あんまり走ったり飛んだりしなくなった件については、「もしかしたら高いところに登ったときに胸をぶつけるかしてそれで苦しかったから登りたがらないのかもしれない」と言われた。なるほど、それはあり得ることだ。
「大人になればあんまり遊ばないでよく寝るようになるから、年齢的なものもあるかも」とも言われた。いささか気が早い気もするが、たまちゃんを見ていてもそうだったので、あり得ることだなと思った。聡太くんはチョッキンした猫なので、手術をしなかったたまちゃんより早くまったりモードになったのかもしれない。
「まああんまり息が荒いのが気になるならよそでレントゲン撮ってもらうといいよ」と言われたのだが、獣医さんでレントゲンを撮るとどれくらいのお金がぶっ飛ぶのだろうか。
とりあえず飛んだり跳ねたりしないかぎり聡太くんの息が荒くなることはない。ご飯もよく食べるなら心配しなくていいんじゃないか、と言われた。
お腹の薬と爪切りで1500円飛んでいった。でもこれでひっかかれる心配をしなくて済む。もしたくさん設備のある動物病院に連れていったらレントゲンだエコーだと、もっとすごい金銭的出費になったに違いない。
ちょっと様子を見てみることにする。獣医さんに連れていって本日の公募用原稿の進捗が木っ端みじんになったがまあ仕方なかろう。ついでに言うときょうは雷注意報が出ている。ちょうどよかったのだ。
ときどき、本当に聡太くんを最後まで養えるか自信がなくなる。でも未来のことなんてわからないのだ、自分を信じて幸せな未来に突き進むほかない。
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きょうは「黒猫感謝の日」だ。黒猫であるたまちゃんには感謝しかない。たまちゃんがいたから、聡太くんと暮らそうと思えたわけだし、聡太くんと暮らしているから真面目に将来を考えるようになった。
というか、たまちゃんと暮らしていたから、猫のいない暮らしに耐えられなくなったのだ。たまちゃんと暮らした17年間は楽しいの一言だった。歳をとったたまちゃんを介護するのも、とても寂しかったけどたまちゃんが子猫に戻ったみたいで楽しかった。
グーグルフォトを開くと、たまちゃんの懐かしい画像や動画が次々出てきて、可愛いなあ、としみじみと思う。聡太くんとはぜんぜん違うタイプの可愛さだ。
たまちゃんは「猫と暮らす幸せ」を教えてくれた。ありがとうたまちゃん、ありがとう全世界の全ての猫。
たまちゃんと暮らしていたころのように、穏やかに大らかに、聡太くんと暮らしていこうと思う。
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