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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/6/4

 きょうもなんだか薄ら寒い。6月だというのにセーターを着てストーブを焚いている。きのうの夜、「足が冷たいなあ」と思いつつ無理やり寝たらなんとなくお腹が痛い。
 暑いのはいやだが寒いのはもっといやだ。なお聡太くんはストーブの前に置かれている自分の布団におさまってスヤァ……と寝ている。うらやましいことこの上ない。
 猫はもとが砂漠の生き物なので暑いのには強いらしいが、ちっとも暑くならない。せいぜいセーターを脱げば耐えられる程度までしか暑くならない。本当に夏はやってくるのだろうか。それとも梅雨のあいだずっとストーブを焚き続けることになるのだろうか。

クリームパンみたいなおてて。


 この間、ちょうど名前の元ネタの人が名人を奪取したときに、聡太くんの爪が見事に命中してちょうどブラウスの袖が当たるあたりにどでかい切り傷をこさえてしまったのだが、それがけっこう深い傷だったようで、なかなか治らない。
 最初は戸棚にあった特大の絆創膏を貼っていたが、風呂上がりにひっぺがした。もう替えはないのだが蒸れたらもっと悪くなりそうだったからだ。
 そしたらブラウスの袖が当たって痛がゆい。キップパイロールをまめに塗っているがとにかく痛がゆい。なにをしてくれるんだ……と思う。
 はやく聡太くんの前足の爪を切らねばならないのだが、洗濯ネットに入れても切らせてくれるかちょっとわからない。あれは獣医さんだからできたのでは、と思うし、結局獣医さんも洗濯ネットをあけて聡太くんを押さえてパチパチ爪を切っていた。
 行く気になれば獣医さんに爪をきれいに切ってもらうことができないわけではない。しかしどうせすぐ伸びるのに800円使うのはなんだかもったいない気もする。そして後ろ足の爪は真面目に爪とぎしないのでおじいちゃんの爪のまんまだ。
 たぶん今年の夏も腕ズタボロで過ごすのだろう。去年よりはお利口になったとはいえ……。

 聡太くんを変な名前で呼んでしまう。
 たとえば「チビ太」とか「チビちゃん」とか、ぜんぜんチビじゃないのにチビ呼ばわりしている。
 ふと思ったのだが、これは子猫が我が家にくる……と聞いたとき、「ぜったいちっちゃくてかわいいから男の子でも『ちいちゃん』って呼んじゃうな……」という予想が的中したのではないだろうか。
 聡太くんは「ちいちゃん」というような可愛らしい生き物ではなく、噛んだり引っかいたりして暴れる小さめの猛獣なのだが、それでも「おチビ、どこにいった」と言いながら探してしまう。
 猫はどんなに大きくても人間より小さい。だから可愛くて「チビちゃん」と呼んでしまう。実物は結構な大きさなのだが。

「しゃしんのこうずがまんねりだよね〜」


 聡太くんはさんざんイタズラの限りを尽くしてきたわけだが、まだ制覇できていないイタズラが一つある。しょうじを破って突破することだ。
 たまちゃんはよくやっていたので聡太くんもやるんだろうな、と思ったらしょうじに全く興味を示さない。突破してもおかしくないはずなのに突破しない。
 そもそもしょうじを突破しなければならないほど追い詰められる、ということがないようだ。人間を信頼しきっているのである。
 余計なイタズラは覚えないに越したことはない。これから覚える可能性もあるものの、とりあえず興味がないなら破る機会もないだろう。

 そういえば、聡太くんのお腹のサプリメントを買ったとき、サンプルに猫用の経口補水液と心が穏やかになるサプリメントがついてきたのだが、どちらも使うタイミングがわからない。
 お腹のサプリメントは魚だかチキンだかの味がするようで、パウチのキャットフードにまぶすと大喜びで食べてくれる。ただ材料に赤い成分が混ざっていて、ときどき血を吐きながら食べたみたいな赤いシミがついてギョッとすることがある。
 そういえばたまちゃんが亡くなるちょっと前に、わたしの誕生日プレゼントとしてたまちゃんの免疫力を上げるサプリメントを買ったっけな、と思い出す。結局ひと瓶飲み切らずに亡くなったわけだが。
 聡太くんよ健康であれ……と思う。健康は大事だ。

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