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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/9/29

 きのう、体調が急に悪くなっていつもの耳鼻科に連絡したら「救急車呼ばれたほうがいいと思います」と言われたので、人生初で救急車に運ばれてきた。
 運ばれた先の、街でいちばん大きな病院で、コロナとインフルの検査をしたがどちらも陰性だった。そこはまあホッとしたのだが要するに「エグい鼻風邪」をひいたということになる。
 点滴され採血され(看護師さんがわりと下手くそでブスブスやられた)、全ての処置が終わったらもう6時半をゆっくり回っていて、病院の向かいの夜間薬局が7時に開くというので父氏に迎えにきてもらって吉野家で牛丼を買ってから夜間薬局で薬を出してもらった。
 いやはやもう2度と体験したくない体験であった。そして出た薬を飲んでも咳はおさまらず、夜の間ずっとゴホゴホ言っていた。死ぬかと思った。

後頭部ぽさぽさ。


 で、救急外来で「明日にでもかかりつけの耳鼻科に行かれるといいと思います」とお医者様に言われたので、きょうはたまたは母氏も休みだったため耳鼻科に行ってきた。建物のドアに「熱がある方は入る前にこちらにお電話ください」というのが貼ってあったので電話して、流行り病は陰性であったと伝えると、普通に受付してくださいと言われたのでそうした。
 朝だったので子供さんが親御さんと何人かいるくらいで、愛想を振り撒くペットロボットをかわいいかわいいしたりしていた。
 熱があると言ったからかすぐ呼ばれた。愉快なドクターは「鼻と喉はいつものアレルギーのやつっぽいけどそれじゃ熱の説明がつかないんだよな……ヒトメタニューモウイルスとかそういうのかもしれないなあ」と言っていた。また新しい語彙を獲得してしまったではないか。
 そしてお薬手帳に記載されたきのう救急外来で出た薬の一覧をみて、「これじゃ効かないと思うんだよなあ……」と言っておられた。
 耳も診てもらったが、鼻の炎症が原因で気圧の調整が効かなくなっている、とのことだった。
 この世の病は無数にあるのだなあと思った。タチの悪い鼻風邪はもしかしたらヒトメタニューモウイルスとやらのせいかもしれない。こわ。
 耳鼻科の隣の薬局で処方箋を出したところ、ドッサリと薬がでて「ヒョエっ」となった。

「ねむいんですよ……」


 きのうコロナでもインフルでもないことがわかって、聡太くんと遊んでも大丈夫かな、ということになった。
 ずっと部屋の前で哀れっぽくニャーニャー鳴いているのを聞くと可哀想で仕方がなかったので、きょうはお気に入りのボールをいっぱい投げてやった。
 きょうは前期朝ドラの最終回だったのだが、ジンワリ感動しているあいだにも聡太くんはテレビの前でネコハラをしている。ボールにも「ふーん」の顔だ。困ったやつだがそこが愛おしい。
 そしてヤバいウイルスでなさそうなので、部屋に引きこもるのもやめておくことにした。いやヒトメタニューモウイルスもヤバいウイルスなのかもしれないがそこはちょっとわからないのであとでググってみる。というか耳鼻科のドクターは「いまはいろんなウイルスが流行っているから、もしかしたら」とヒトメタニューモを挙げたので、単なる過激な鼻風邪の可能性はまだある。
 咳のしすぎで腹筋が痛い。鼻の下は擦れてかさぶたになっている。ほどほどに熱もある。
 でも茶の間にいられるので聡太くんの写真を撮ったり遊んだりできるのはありがたいことだ。
 ボールをぽーんと高く放ってやると聡太くんはバビョーンとジャンプする。ボールをくわえてフニャフニャ言いながら歩いていることもある。なんというか「ボールは友達」という感じだ。かわいいと思う。そのわりにはすぐなくすし肝心なときに興味を失うのだが。
 とにかく熱さえなければ平和な日常が戻ってきた。薬の量がエグくてゲンナリするが頑張って飲んで頑張って治そうと思う。

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