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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/9/1

 ひどい雨だ。
 きのうは雨で靴やズボンの裾をぐっちょぐちょにしながら絵画教室に行ってきた。先生のところのオス猫軍団はほとんど姿を見せなかった。
 見えないところに1匹隠れていて、すっと逃げていったのを見ただけだ。先生のところの猫には全く触っていないのに、帰ってきたら聡太くんが膝から動いてくれなかった。
 絵の先生のところの長老猫が、脚に水が溜まって動けなくなったらしい。他にも長老猫さんはいろいろ具合を悪くしていて、たまちゃんの晩年を思い出してしまった。
 かならずやってくることだと分かっていても、どうしても心が追いつかない。わたしも今年の2月の悲しい思いはずっと忘れないだろう。
 長老猫さんがんばれ、もうちょっと長生きしよう、と心の中で応援している。

 さて、聡太くんはきょうも人間の食べ物を欲しがっていた。わたしがご飯にハムエッグをのっけて食べて、その茶碗をテーブルにおいたままヨーグルトを食べ始めたら、聡太くんは茶碗に顔をつっこんで卵の黄身が付着したところをなめ始めた。
 止めたほうがいいかなと思ったのだが、思えばたまちゃんには目玉焼きの皿をなめさせっぱなしだったな、と思って、特に止めずに様子を見た。飽きたらすぐにやめたので、なるべくおおらかな心でみよう、と思った。
 むやみにあれはダメこれはダメというより、なにか元気で過ごすきっかけになるおいしいものがあればいいのかな、と思う。ちゅーるだって猫は喜ぶけれど塩分が強い。ちゅーるをあげたと思えばいいのだ。
 人間の食べ物をむやみに禁止するのもかわいそうだという気がする。もちろんあげないのが一番いいのだろうが、たまちゃんが亡くなる前の日にカツオの刺身を自力で食べたことを思うと、おいしいものは元気で過ごすモチベーションになるのではなかろうか。
 聡太くんに夜、ミルクとおやつを与えるのは幸せである。おいしいおいしいと食べてくれる。かわいい。

ぬん。


 聡太くんがスクスクと大きくなるのを見るのが楽しくて困る。もう長さだけならたまちゃんを超えた。体重も3キロになった。どんどんでっかくなっていく。
 6ヶ月を過ぎると育ち方がゆっくりになるそうなのだが、それでもこれからもっと大きくなってほしい。目指せ巨大猫である。
 体つきはずいぶん大きくなったが、オモチャを放ってやると大ジャンプもするし、挙動はまだまだ子猫だ。しかし聡太くんには彼なりのプライドがあるらしく、「ちびちゃん」とかそういう小さいものを呼ぶ呼称で呼んでも反応しない。いやちびちゃんではないのだが。でかいのだが。
 最初、我が家に子猫がやってくることが決まったとき、「ぜったい初対面で『かわああああちっちゃああああ』となって性別関係なく『ちいちゃん』みたいな名前をつける気がする」と思っていた。しかし聡太くんはちいちゃんと呼ぶには荒ぶる子猫だったので、無事に「聡太」という名前がついた。
 聡太くんはきっとゆっくり成長するタイプなのではないかな、と思っている。

「か、からだがこんがらがる……」


 そういえばすごくくだらないが深刻な悩みがあるので聞いてほしい。
 いま、わたしはパソコンを部屋で使っている。茶の間で広げると聡太くんが激しくチョッカイしてくるからだ。
 しかしもうすぐ冬である。聡太くんを寒いところにいさせて一人部屋にこもるわけにはいかない。しかし茶の間でストーブをつければ灯油が減る。暖かいところの人には想像もつかないだろうが、灯油代は冬の家計を激しく圧迫するものだ。節約しなくてはならない。
 茶の間にちょっとずつパソコンを持ち込んで慣らすしかないのだろうか。なにかいいアイディアがあったら教えてください……。

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