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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/4/5

 ポール・ギャリコの「猫語の教科書」を読んだ。思ったよりずいぶん薄くて写真いっぱいだったのであっさり読めてしまった。
 というのもこのnoteのエイプリルフール企画を読んでくださったツイッターのフォロワーさんが、こんな本があるよと勧めてくださったのだ。調べたら図書館にあるようだったので、慣れない外国文学の棚をウロウロしてどうにか見つけた。図書館というのは素晴らしい。
 読みながら、「たまちゃんじゃん……」とずっと思っていた。語り手はメス猫で、いかにして人間の家を乗っ取りいかにしておいしい人間の食事を分けてもらうか……という内容だったからだ。
 これを聡太くんが読めたらもうちょっとお利口になるのではなかろうか。聡太くんは人間をチョイチョイして人間の食事を分けてもらうなどということはまっったく考えておらず、人間が買い物から帰ってきて買い物袋に魚が入っているととにかくそれが食べたくて買い物袋に頭を突っ込むという蛮族みたいなことをするのだ。お利口に人間の食事を見て食べたいものがあったら人間をチョイチョイする、などという賢いことはできないのである。
 とにかく「猫語の教科書」は面白かった。他にも2冊ばかし本を借りてきたのだが、直後に叔父上から「オーバーロードの続きと魔法使いの嫁の新刊持ってくよー」と連絡が来た。そして大量の本を置いていった。今月は読むものに悩まなくてよさそうだ。

「あっ! とりだ!」


 聡太くんはよくハンドクリームのツボ型容器をテーブルから落として遊んでいる。どうやらこのハンドクリームを親の仇かなにかのように思っているらしい。
 なのでなにもつけなくても揉み手をするだけですっ飛んで逃げていく。ハンドクリームをつけているように見えるらしい。
 賢いのか賢くないのかよくわからないのだが、とりあえず嫌いなものを嫌いだとちゃんと主張するのは人間も見習いたいところである。
 そう言えば聡太くんがオモチャを散らかすので、ボールを一箇所に集めて置いておいたのだが、思惑通り遊んでほしいときはそこから持ってくるようになった。賢い。そしてなぜそれを、朝ドラを観ているときにやるのか。
 新しい朝ドラ「らんまん」も、まだ子役週なのでハッキリとは言えないがなかなか面白い。しかし主人公の名前が「万太郎」で、どうしても母氏の実家からかっぱらってきた「すすめ! パイレーツ」の粳寅満太郎を思い出してしまうのだった。

おとーさんの膝は快適。


 きのう立てた目標「今週はなるべく昼寝しない」であるが、昼寝を我慢しようとするとメンタルがゴリゴリ削れることが分かった。しかも、メンタルが削れているときは静かで薄暗いところに一人でいるのが一番効くのだが、部屋で毛布をかぶっていると茶の間から聡太くんが大絶叫してわたしを呼ぶのであった。
 どうやら少し休めということらしい。あまり無理しないようにしたい。もちろんずっと寝てるわけにもいかないので、少しずつ慣れていくつもりだ。活動できる時間を増やしたいのである。
 病人になって長いが、ここ2、3年はどうもルーティーンで行動するのが楽という感じである。いつもと違うことをするのはどうしても苦手だ。
 ゆるゆる生きていきたいと思う。もちろん稼ぎを手に入れるすべを考えながら。

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