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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/5/22

 きょうは父氏が仕事で使っている軽ワゴンの車検と家の車の6ヶ月点検である。父氏の仕事の軽ワゴンはとにかくボロい車で、なんとアンテナが曲がってラジオすら聴けないというボロさである。以前何度か故障して、ちょっと前まで「車検の前に仕事やめる」と言っていたのだが、「冬タイヤに履き替えるなら新しいのにしなきゃならないから、冬の前に仕事やめる」と、ちょっとだけ寿命が伸びた感じだ。
 父氏はいわゆる「赤帽」で個人事業主をしている。車を運転するのが好きなので運転は苦でないらしいが、タイヤやダンベルを通販で買う輩や夕方6時過ぎに届けてくださいと連絡を入れる輩が少なからずいて、ときどきそういう話を「困ったもんだねえ」と話している。
 父氏の軽ワゴンは軽トラに幌がかかったタイプではなくふつうの軽ワゴンなので、以前猫を空港まで運ぶ仕事があったらしい。役者猫なのか種付けなのかは分からないが、クレートに入れられたバカでっかい猫を運んだそうだ。
 ちなみに父氏は赤帽で働き始める前は、印刷会社の営業マンをやっていた。毎日、クリーニングに出してたたみで仕上げてもらったワイシャツを着て背広を着ていた。たまちゃんはなぜか、背広を着た父氏を見ると怖がっていた。

べろんちょ。


 そういうわけで午前中は買い物にいけないので、のんびりと記事を書いているわけだが、さっき母氏が掃除機をかけていて、聡太くんはビビって逃げ惑っていた。怖いもの知らずの聡太くんであるが、掃除機だけはどうしても怖いようだ。
 朝ドラが始まるちょっと前に、聡太くんに激しく手を噛まれて、頭をポフっとやって叱っても響かないので獣医さんオススメの嘘泣きをしていたら、母氏が「あんた芝居下手だね〜」と言っていた。いちおう、数ヶ月しか通わなかった高校では演劇部に入っていたのだが。
 嘘泣きをしたら一瞬噛むのをやめた。でもまた激しく噛んだ。なんなんだお前は。
 朝ドラを観る直前にテレビの前に陣取るネコハラをやられた。注目されたいのだろうか。かわいいやつめ。

 聡太くんは実に無防備に、人間の膝で寝る。きのう大河を観ているあいだずっと母氏の膝の上にいて、母氏は脚が痛いと言っていた。
 たまちゃんはこういう甘え方をしなかったし、なによりちっちゃくて軽かった。聡太くんは巨大化しても自分を子猫だと思っているのではあるまいか。
 飼い猫というのは精神が子猫で止まるらしい。たまちゃんもずっと子猫だったが、その子猫は野良の子猫だったので独立心があったし遠慮がちだった。
 いっぽう聡太くんは生まれてこのかたずっと人間の家にいる。完全に心が赤ちゃんなのだ。こんな雄々しい猫が赤ちゃんというのも変だが、聡太くんを見ていると心は赤ちゃんなんだなあ……とよく思う。

「かせいふはみた」


 さて、きょうは聡太くんの名前の元ネタの人が魔王こと渡辺名人に挑んでいる。きのうはなんとなくアベマを開く時間がなく、AIの形勢判断すら観れていないのだが、どうなっているかとても気になる。
 きのうえねっちけー杯を観ていたらツイッターで面白いことをいろいろツイートなさっている勝又先生が超久々の本戦出場を果たしていて、指すときはどんなお顔をされるのだろうと思ったらおしぼりで顔を拭いたり目薬を点したりお茶を飲んだり扇子でぱたぱたしたりと、わりと忙しなく動くタイプの先生だということがわかってちょっと面白かった。
 将棋を指したい気持ちがゼロというわけではないのだが、きのうも将棋道場をサボってしまった。将棋を指すとハイになってあとから具合を悪くすることがある。それが怖くて、一月の指し初め会以来将棋道場にいけていない。
 名前の元ネタの人は勝つだろうか。輝かしい大記録を観てみたいという気持ちがある。しかし至高の頭脳のぶつかり合いだ、どうなるかはまだ分からない。そして名前をいただいた猫は、夜中に暴れすぎていまはスヤスヤと寝ているのであった。

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