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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/8/24

 きょうもひどい暑さだ。きのうの夜、やっと母氏に貸していた自分の部屋に戻れたのだが、何度も夜中に目が覚めてたいへんしんどかった。
 母氏が茶の間で寝るというので、聡太くんはどうするのかなあと思っていたのだが、今朝母氏から聞いたところ一緒に寝たりお布団ふみふみをしたりはしなかったらしい。なんだ。とても安心したのであった。
 今朝、聡太くんの姿が見当たらなくなって、もしやと階段を登ったら2階のドアが半開きだった。父氏のしわざだ。聡太くんは窓辺でくつろいでいたが、2階にいたら熱中症になってしまう。だっこして降ろしてきた。
 そのあとまた父氏が2階にいき、朝ドラが終わったあと聡太くんがまたいなくなった。もしやと思ったらやっぱり2階のドアが半開きだった。今度は窓辺でなくハイベッドの下に隠れていて、かつおぶしで1階に連れてきた。汗びっしょりだし時間的に公募の原稿は諦めねばならない。
 きのう読む本が尽きてしまい、図書館に借りにいった。猛暑ながら外は風があった。なので読書したいと思っていたし、推敲を進めたい原稿もあるので、きょうは公募の原稿はおやすみにすることにしたのであった。

涼しいのか寒いのか。


 聡太くんはよく廊下に寝っ転がっている。邪魔だ。しかもまたぐと足に噛み付いたり手を伸ばしてパシパシしたりしてくる。
 母氏の子供時代のローカルルール版鬼ごっこで、「あぷち」というものがあったらしい。鬼に逆にタッチする、というものらしいが、まさにそんな感じだ。だから転がっている猫をまたいでパシパシされるのを我が家では「あぷち」と呼んでいる。
 この「あぷち」であるが、たまちゃんにもしょっちゅうやられた。寝そべっている猫は歩く人間にちょっかいを出したいのかもしれない。
 廊下に寝転がっている聡太くんはとにかく巨大だ。長い。胴体が恐ろしく長い。なんだこの生き物は……という長さである。
 まあ短かったたまちゃんが最初のサンプルだから、聡太くんが長くでっかい生き物に見えるのは仕方がないのかもしれない。

 聡太くんの「名前の元ネタのひと」こと藤井聡太七冠がまたタイトルを防衛した。藤井聡太七冠がタイトルを防衛するたび「あんたの名前の元ネタのひと、すごいね……」となる。
 しかももうすぐ、たった一つ獲れていなかった王座のタイトルにも挑戦する。無敵だ。最強だ。将棋星人だ。
 さらに輪をかけて、藤井七冠はどんなに活躍しても謙虚で穏やかだ。中身は勝利への気持ちでメラメラしているのかもしれないが、実にそれを隠すのが上手い。
 将棋を指しているだけでは身につかないような、難しい語彙もたくさんある。やっぱりすごい人だ。
 我が家のお猫様である聡太くんはそういうすごい人の名前をつけたわりにはぼーっとしている。まあ猫の知性なのだから仕方がない。ただ抜け目のなさがすごい。今日のお2階2連続にしたって、人間の隙を見事についた攻撃だ。
 いちど聡太くんを将棋盤に乗せて写真を撮りたいと思っていたがもう乗らない大きさまで育ってしまったし、我が家にある将棋盤は任天堂謹製の折りたたみの盤だ。あまり迫力がない。
 名前の元ネタのひとのように大活躍しなくても、聡太くんはじゅうぶんかわいいのであった。
 しかし最近お腹の調子がよくないのが気になる。健康は大事だ。またお薬をもらいに行かねばならない。
 なお、今朝はなんだかんだ6時ちょうどくらいに起きることができたので、わたしが聡太くんにキャットフードを食べさせた。うまいうまいと食べた。お薬ごとぺろりと平らげた。たいへん単純である。

「おとなりのいぬさん、よくほえるねー」


 スイカもパイナップルも食べ終わってしまったので、きのうスモモを買ってきた。きょうの昼に食べる。これで夏のフルーツはコンプリートだ。
 聡太くんはフルーツを食べてみようとは思わないようだ。まあ猫だから当然だ。犬は梨などを食べているのをドコノコなどでたまに見る。
 このあいだシャケフライを食べていても完全無視だったし、だんだんと自分の食べていいものがわかってきたのかもしれない。アジフライ泥棒をしていたころを思い出すと素晴らしい成長だ。
 それでも油断はできない。たぶん人間の食べ物を食べたがらないのは単純に食べたことがないからだと思う。たまちゃんみたいに人間の食べ物をときどきもらう生活をしていれば、「それたべられますよね?」と来るのだろう。
 聡太くんはお腹をすぐ壊すひとなので、人間の食べ物は食べさせてはいけないのだ。ちょっと寂しいがそういう線引きが大事なのかもしれない。

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