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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/5/28

 きょうはなんだか薄ら寒い。朝からずっとクシャミをしている。あんまり寒いのでストーブをつけたら、点火するときの「ジジジジジ……ボッ」という音に驚いた聡太くんが自分の布団から跳ね起きたが、眠いのですぐまた布団に戻った。
 きのうおとといと暖かい気候だったのに唐突に寒くなったので、寒暖差についていけない。暑いのはいやだが寒いのはもっといやだ。
 猫は砂漠の生き物なので暑さには強いらしい。でも暑いときは暑いときでだらーんと寝ているイメージがある。きょうはだらーんではなく丸まっているのだが、じきにだらーんと、「刀」の字の形に寝る季節がやってくるのだろう。
 去年はどうだったか、というと、去年の夏の聡太くんは人間で言うところの中学生くらいの感じで、暑くてだらーんとするより好奇心で走り回る印象だった。まだだらーんと寝るほどおっさんになっていなかったのだろう。ただよくへそ天で寝ていたのはかわいかったなあ、と思う。

陽当たり気持ちいいねえ。


 今朝もさわやか自然百景からの趣味の園芸コンボを決めたのだが、やっぱり聡太くんはテレビに映る鳥に興味がない。庭に鳥がきていれば夢中で野鳥の会をしているので、鳥そのものに興味がないというわけではないのだと思う。
 いまでもテレビ体操が好きらしいので、テレビに映っているものなら鳥より人間が好きなようだ。それとも猫用の動画を見せたら反応が変わるのだろうか。たまちゃんはテレビもスマホも、小鳥の動画が好きだった。
 なにか聡太くんの楽しいことをしたいのだが、ボール遊びと食事と睡眠以外に好きなことはあるのだろうか。やっぱり百均で500円だったトンネルを買ってきたらよかったろうか。
 ボール遊びが好きなので投げてやればばっと飛んで追いかけるのだが、ときどきボールを投げても「それがなにか?」という顔をされてしまうことがある。猫は気まぐれだ。

「かんしぎょうむをね……がんばっているんですよ」


 最近、「にんげんのたべものはきゃっとふーどよりおいしいらしい」ということがバレてしまった。
 だから人間の夕飯と同じタイミングでキャットフードを用意して、さあご飯だよとケージを開けると、アジフライとか白身魚フライとかフライドチキンがある場合とりあえずそっちに向かうようになってしまった。
 猫はおいしいものを一度味わうと見事に覚える。いや、犬や人間の子供、下手したらハムスターもそうかもしれない。
 昔飼っていた犬だって、安いドッグフードを与えたら「あの、これはちょっと……」という顔をしたし、近所のコワモテの犬好きおじさんがジャーキーをくれることを覚えたら逃げ腰でジャーキーをもらっていた。
 そういえばホームセンターのキャットフードのコーナーでグレインフリーのキャットフードを探していたとき、「美食を求める猫用」のキャットフードが売られていた。世の中には美食家の猫がいるらしい。
 聡太くんはおいしいのハードルが低いひとなので、特に美食家用キャットフードでなくてもおいしいおいしいと食べてくれる。しかしおやつのササミをレンチンしていると「それたべる! はやくよこせ!」と大騒ぎする。おいしいものをちゃんとわかっているのだ。
 やはり犬猫がおいしいおいしいと食事をする様子は見ていてニコニコしてしまう。

芽が出た。うれしい。


 唇にクソでかい吹き出物が出て泣きたいほど痛い。たぶんいまが最大に腫れているときなのだと思うが、破けたら痛いだろうし食事していると箸やスプーンが当たって痛い。なんなんだ本当に。
 ビタミン不足なのかなあ、と思う。思えば最近果物の味のするものはヨーグルトに投入するジャムくらいしか摂っていない。
 しかし諸物価高騰の折とはいえ果物の値段が凄すぎてビックリする。青森県がすぐ近くなので冬にはリンゴが安くたくさん買えるのだが、もうそういう季節ではない。
 どこかに「庭のビワの木に毎年わんさかビワがなる親戚」はいないだろうか。あるいは「さくらんぼ農家で規格外のさくらんぼをドシドシ送ってくる親戚」でも構わない。または「栃木のイチゴ農家の親戚」でもいい。
 昔、祖母の友達が山形にいて、それこそ佐藤錦の規格外のものをドシドシ送ってくれたのだが、あのおいしさを思い出すとやはり果物はすごいなあと思う。
 いまではアメリカンチェリーですら買うのを躊躇してしまう。ああ、おいしい果物が食べたい。

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