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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/2/13

 きのうの夜、人間は録画しておいた「アストリッドとラファエル」というフランスのミステリドラマを観ていた。7時くらいから見始めたので、終わるとちょうど聡太くんのおやつの時間だ。
 聡太くんは人間がドラマを観ている間、大変お利口に母氏の膝に座っていたが、ずっとお目々きらきらワクワクドキドキでこっちを見ていた。そう、ちゅーるが欲しいのである!
 そしてきのうも戸棚を開けた瞬間飛んできた。どこまでちゅーるを食べたいのか。そんなにおいしいのかあ、と思いながら小皿に出してやると、「うまいうまい……うまいうまい……」と盛り付けるそばから食べていた。
 猫がこんなに夢中になる食べ物が他にあったろうか。いや、ない。聡太くんの場合だが、マタタビの匂いをかがせてもここまで激しい反応はしない。
 きっとちゅーるができるまでには開発者さんの凄まじい苦労があったのだろう。猫がここまで喜ぶ食べ物を開発するのは難しいのではあるまいか。
 聡太くんが歳をとってカリカリを食べなくなったらエナジーちゅーるを食べさせようと思うので、どうかロングセラーになっていただきたい。

 逆にぜんぜん興味のない食べ物もある。タラがそうだ。きのうの人間の夕飯はタラのムニエルだったが、聡太くんはバターにこそ反応したものの、焼かれているお魚には興味なしであった。
 たまちゃんもタラのムニエルに興味はなかった。さっぱりしていて脂身が少ないからだろう。ただしたまちゃんは白身魚フライの魚は少しなら食べた。やはり生きるには脂が必要なのだ。
 それから今朝、聡太くんはヨーグルトの匂いをかいで、砂をかけるアクションをしていた。どうやらヨーグルトもノーサンキューらしい。よそさまの猫ちゃんはあれだけ容器をなめさせろと騒いでいるのに、聡太くんはヨーグルトが嫌いなようだ。
 まあそれもまた個性だよなあと思う。好きな食べ物というのは個性の代表格ではないだろうか。それを思うとたまちゃんはおいなりさんの皮が好きという変な子であった。
 聡太くんはその手の変なものに興味はない。お腹ゆる太郎なので変なものを食べさせられない、というのも大きい。
 無事にサプリメントも届いたことだし、もう少しお腹を健康にしてほしい。

「ちょいぺろ」


 きのうの夕方聡太くんにボール遊びをせがまれたのでちょっとだけ付き合ってやった。投げるとビヨーンとジャンプしてかなりの高さから打ち返してくる。バレーボールの選手になれるのではなかろうか。
 高すぎてもうまく反応しないし低くても目で追うだけだ。適切な高さに投げるのがなかなか難しい。でも楽しそうだからついついポイポイ投げてしまう。
 それにしても聡太くんがジャンプしたときの滞空時間の長さがすごい。まさに飛行猫だ。聡太くんが「わーい!」とジャンプしているのを見るとやはり若くて元気なんだなあと思う。
 若くて元気というのはやはり尊いことだなあと思う。この元気な暴れん坊のまま長生きしてほしい、というのが一番思うことだ。
 子猫のころは新しいボールを出してやると息切れするまで遊んでいた。いまはさすがにそこまでではないが、そろそろ新しいボールを出してやらねばならないなあと思う。
 聡太くんが楽しければわたしも楽しい。猫と暮らすことのなんと愉快なことか。

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