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【Vol.6】墨田区教育委員会が個人情報を勝手に自治会へ提供した件

東京新聞で記事になりました

ようやく東京新聞に掲載された。


自治会からなぜ、入学祝いの案内状が? 名簿流出を心配した家族が提供元を調べたら<ニュースあなた発>(東京新聞)


記事を読んで頂いたら分かる通り、墨田区教育委員会は1990年の価値観で判断する、頭の中がアップデートできない老害組織であることが判明した。
個人情報保護が謳われる社会の流れなど一切無視する姿勢。しかも、コメントとして「今後も名簿の提供を続けたい」という態度に愕然とさせられる。
今後も子どもの個人情報を民間団体である自治会、宗教組織である神社に提供を継続するとのこと。何の個人情報管理能力もない、その辺プラプラ歩いてるおっさん達に子ども達の名前・住所・年齢を提供し続けるということである。


熊本大教授のコメントは少しズレている。これは完全に法的な問題である。行政は権力の濫用をし放題ということになる。自治会は厳密な個人情報取扱管理者ではない。個人情報保護法については独自解釈が横行するので、裁判できちんと判断した方が良いかもしれない。


このご時世、どこに不審者が潜んでいるか分からない。自治会も例外ではない。性善説で動いている場合ではない。有事の際に責任を取ってくれるのか?? 

グルーミングというものがある。子どもに性加害する人のほとんどは「顔見知り」である。グルーミングを経て、子どもからの信頼を得て距離を詰めて一線を超えていくる。
保護者でも同じ。子どもに馴れ馴れしいお友達の父親とかヤバい奴と思った方が良い。
知らない他人より、親しい他人の方が危険である。馴れ馴れしく子どもに近づき、少しずつ仲良くなって性加害行為をする事例は枚挙にいとまがない。地域の繋がりや絆とかリスクでしかない。


地域との繋がりが大切、などと言う人がいるが、こんな一時的なイベントで深い繋がりなんてできるわけがない。リスク&ベネフィットを考慮して、リスクの方が大き過ぎる。

墨田区では子供を1人で歩かせることが怖くてできなくなった。住所・年齢を知った変態不審者が子供が家から出て行くのを見張っているかもしれないから。

有識者の見解としてもダメだろという論調であるので、墨田区教育委員会は態度を改めて欲しい。

議員の見解

都議会議員と面会し、本件を伝えた。「これはマズイ」という見解を頂けた。
また、墨田区議会議員とは5月頃より協調して行政との折衝を進めており、今回の記事を根拠に折衝を加速させて頂けることになった。

法的根拠

議員による追及があっても行政が態度を改めてくれないようであれば以下を根拠に訴訟も視野に入ってくる。
・地方公務員法34条1項、第60条2号の「地方公務員守秘義務違反罪」 ←こちらは刑事告訴対象
・個人情報保護法69条2項4号「例外規定には値しない」
・憲法20条(信教の自由)1と3「行政が宗教的活動を支援しているため」


自分にできること

今回のことで、民間と公務員の個人情報保護に関するリテラシーや態度が明確になった。このままでは本当に日本はヤバい国になっていく。
一個人でできることには限界があるが、引き続き議員と協働して行政への疑問を追及していきたいし、SNSを活用して発信し、社会に影響を与えていきたい。子どもの安全第一である。

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