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19:はじまり・終わりのはじめかた

茨城県水戸市の小さな喫茶店・コーヒーショップSOTO COFFEE(ソトコーヒー)のムダ情報をお届けするポッドキャストのnoteです。ポッドキャスト「SOTO COFFEE FM」と一緒にお楽しみいただけると嬉しいです。

今回のエピソードは、お店の雨漏り事件何かはじめる目的とは、マスターの自転車のはじめかた会社のやめかた次の未来に向けてのはじめかた好きなことと仕事の話中途半端なキモチと無償の愛の狭間自分の目標とリアルな自分夫婦間の職を変える考え方などをお話ししています。

今回は、マスターが会社を辞めたいと言われた時の話についてフューチャーしてnoteを書こうと思います。今回は内容が軽めではないので、軽めなものがお好みの方はこの辺で・・・(苦笑)

家族からの告白は本当に突然に

元々、マスターは会社員で工場で製造部門を担当していました。勿論、飲食とは関係のない職場です。私2号も飲食とは縁のない生活を送っていました。マスターは脱サラして喫茶店を営んでいるわけですが、その話をすると、よく家族からオッケー貰ったね、と言われるそうです。確かに、仕事辞めたいってなって、ハイどうぞなんて簡単になりませんよね。

もし、お相手(旦那さんだったり、奥様だったり)から急に

「仕事を辞めたい。〇〇の専門学校に行きたい。そしてお店を持ちたい。」

と告げられたら・・・あなたならどうしますか?

結婚後比較的すぐにその時が訪れました。しかも、家を買おうかなと検討しているところでもありました。今思えば、買った後に言われていたら…とても想像がつきませんし、私が専業主婦だったら・・・長く一緒に居たら・・・子供がいたら・・・もしかしたら答えは変わってきていたかもしれません。なので、これが正しいことだったかどうかは分かりませんが、正解はないでしょうし、自分が選択した方が「正しい」のだろうと思うようにしています。じゃないと、後悔しか残りません(苦笑)

正直、その頃は自分の中で既に人生のレールを作っていたので、そこから外れてしまうと思って当時の私は大混乱しました。会社が傾いてという状況ではありましたが、最後まで会社に残る選択肢もあったわけですから、まず最初の私の答えは「会社に最後まで残れ」でした。希望退職だったので退職金が上乗せになった仮の明細を会社から全員に配られたものを見て、もしかしからこの人は浮かれて喜んでしまったのではないかと思ったのです。会社はそんなにすぐに無くならない、ならば上乗せするより残った方が最終的に貰える金額は大きいはずだし、職歴(辞めた理由)は汚れないはず、と。実際に計算機で示した記憶も僅かながらあります。

なぜ会社を辞めるのを承諾したのか

大まかな理由は2つありました。自分の敷いたレールとは違う世界を妄想したからです。辞めた5年後10年後の姿を全く想像はできませんでしたが、もし会社を辞めて学生になり、そして就職もしくは自分で店を持つことになったら、我々はどんな未来が待っているのかを妄想したのです。全てうまくいくことはないけど、目的の職に就くことができなくても、その時にどうにしかして生きる術を考えたら良いと思いました。老後の心配をすることは大事ですが、しすぎても計画通りにはことは進みません。なんなら、老後なんて自分にはないかもしれないのです。「今を生きるぜ!」なんて、サンボマスターさんの歌で歌われるように、もっと今を生き抜くためを考えた方が苦しくないのではないかと思うことがあります。そして、マスターが苦しいキモチでいるのを知っていながら今後生活するのは精神衛生上良くないと判断したからです。マスターが老いて死んだ後、夢枕で「俺の人生とは・・・」なんて出てきてら、目も当てられません(爆笑)

もう一つの理由は、逆の立場だったら・・・多分GOサインを出してくれると思ったからです。一家の大黒柱だから、会社は勤めあげないといけない・・・そんなわけないんです。だったら、自分もGOサインを出してあげるべきなのではないかと思いました。

どちらの理由も、相手のことを自分ごとに考えたのだと、今では思います。生活維持の事だけ、自分の人生のレールだけを見つめていたら、きっと相手は腐ってしまう。と、当時の私は判断したようで、思いの外よく判断したものだなと我ながら思います(笑)。どちらにしろ、ひいては自分もより良く生きる為。というのが正解なのかもしれないけれど。相手が腐ったら、結局屋根は崩れ、その家に住むことができなくなる…自分に返ってきます。

決意した私がやったこと、辞めたこと

だからと言って、生活できなくては困りもの。まずは当面私の働いたお金で生活することになるので、それで本当に生きていけるのか。何を実行し、何を諦めるのか。希望退職を募っていた段階だったので応募締め切りがあり、かなりタイトなスケジュールでしたが色々なシミュレーションをしながら検討しました。数日で承諾し、退職希望を出して、実際に退職したのは確か1ヶ月後くらいだったと思います。その間、あまりシワの無い脳みそをいつになくフル稼働させた記憶があります。

まず、マイホームは諦めました。車社会な地域なので、流石に持たない生活は難しいですが、台数を減らしました。今ならカーシェアリングを使うかもしれませんが、この頃はまだ住んでいる地域であまり見かけなかったからです。残した1台も買ってから時間が経っておらず、ローンが残っている状態・・・労働金庫からローンをしていたので、ローンを残すと金利が上昇するので全て一括で完済させました。生命や医療保険もほとんどを削り、社会保険は扶養に入ってもらうことにしました。そして、子供を授かっていませんでしたので、産むという選択肢はひとまず諦めました。きっと全て、機会があればまたやり直せばいいし(年齢問題はありますが・・・)、今ではないと思ったからです。その昔に勉強して挫折したFPが少しだけ役立った気がして、勉強して無駄になることはないですね・・・と、自分に言い聞かせています(笑)

何かをやる時、目的や目標なんか考えている時間はない

大きなことを決断する時、それは突然訪れます。何かする目的とか、目標とか、そういうの関係なく訪れたりします。私のように石橋が壊れるほど叩きすぎていると、決断しなくてはいけない時に橋も渡れない、そして元に戻れないなんてことになるかもしれません。すぐ決断できて、それに後悔しないよう、もっと身軽な暮らしかたをしてみてもいいかもしれません。

あ、これ自分に言ってるかも・・・(笑)

歳をとって、どんどん身軽になっていつか独りになる。結婚は一生考えていなかった私が読んでいた本です。結婚して家族が増えると、考えたり決断することが増える分、共に戦う戦士が増えてまた楽しいものですけど、独りになることも考えなくてはいけません。それは生死だけではなくて、お別れすることもあるから・・・。人生、イベントが多くて飽きませんね・・・・・。

またポッドキャストインスタライブ、そしてお店でお会いしましょう♪


茨城県水戸市の小さな喫茶店・コーヒーショップ

SOTO COFFEE(ソトコーヒー)


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