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#私のイチオシ 椎名林檎

椎名林檎というアーティストのことはほとんど知らなかった。今年の1月までは。知っていたのはナースの格好をして真っ赤な口紅を付けてガラスをパンチで割っている写真だけだ(そしてあの写真はピンと来なかった。正直に言えば、あまり好みではなかった)。

それが1月に突如ハマって以降は、聴く音楽の99%は椎名林檎、その期間にようやく終わりを告げて、今は今年復活した東京事変ばかり聴くモードに移行したところだ。

何せ林檎嬢は20年の活動歴があるので、すべてを追いかけるのは大変だが、夢うつつの中、つまり夢中だ。14歳から「思えば遠くに来てしまった」人間でも夢中になれるものがあるのは幸せなことなのか?

以下の記事が好きだ。正確に言うと、タイトルが好きだ。

そう、誰も椎名林檎にはなれない。椎名林檎のことを知れば知るほど、彼女や東京事変の曲を聴けば聴くほど、アーティストとしての彼女が絶対に届くことのない、遥か遠くの地平にいることが良く分かる。馬鹿馬鹿しいと分かりつつも、「椎名林檎は神である」と、つい書きたくなってしまう。それほどまでにクオリティが高い。

そして作詞作曲、シンガーとしての才能は言うまでもなく、美しく色っぽい一方(衣装から判断するに本人は十分に意識されていると思うから書くが、かなりふくよかな胸をお持ちである)、可愛くチャーミングな一面も持ち、そして何といってもカッコイイ。

この女性としての魅力。完璧すぎて誰もかなわない。

YouTube にはライブの動画が掲載されているが、それを見るとステージ上での張り詰めたオーラは神々しいとすら思うほどである(もちろんバリバリにONの時の彼女がそうなのであり、OFFの時は実は、そこからは想像できないほど普通の中年女性なんだと思う)。

このステージ上での堂々とした佇まいとオーラ、集中力は、最近読み始めた「左ききのエレン」に出てくる岸あかりというキャラクターを少し彷彿とさせる(shi3z さんの紹介noteで読み始めましたが、これはむちゃくちゃ面白いマンガです)。

でも彼女は自分のことを「本当はもじもじタイプ。無理してステージに立っている」と語っている。それがとても興味深い。

本当はもじもじタイプだから。とはいえ、みっともないことにならないように自分なりの努力をして、いつも無理してステージに立っているんですよ。
https://natalie.mu/music/pp/sheenaringo03/page/4


#私のイチオシ #椎名林檎 #東京事変

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