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断片的なものの社会学

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岸政彦「断片的なものの社会学」に触発されて書く、断片的過ぎる思い出たち
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#断片的なものの社会学

ハワイ島の夕陽

ハワイ島の夕陽

今もたまに、別の世界に行ってしまった彼女のことを想うよ。どうしてるかな、元気でやってるかなって。

そして、彼女が大好きだったハワイ島で、プレイヤーの居なくなったゴルフ場の芝生の上に姉妹で寝っ転がって(そう、村上春樹「1973年のピンボール」で、主人公が双子の女の子としたように)眺めた夕陽のことを、今も素敵な思い出として覚えているといいな、と思う。

私が出会った少女

私が出会った少女

その美しい少女とどこで出会ったのかは忘れた。気がついたらどこかのホテルを出て(何らかの行為があったわけではない。念のため…)、2人で街を歩きながら話をしていたのだった。ちなみにその時彼女は少し大人びた中学3年生で、「僕らの七日間戦争」の頃の宮沢りえを彷彿とさせ、そして同じくポニーテールだった。

何を話したのかも全ては覚えていない。断片的に覚えているのは、以下の2つの話題だ。

写真を撮るときに笑

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ラクビーワールドカップとカルバンクライン「エタニティ」の偶然かつ永遠の関係

ラクビーワールドカップとカルバンクライン「エタニティ」の偶然かつ永遠の関係

あいにく開催中のラクビーワールドカップには興味が湧かないのだが、「ラクビーワールドカップ」でふと思い出したのは、1995年のオーストラリアでのこと。

5月に日本からオーストラリアに旅立ち、シドニーで2週間ほど過ごした後、ふと思い立って Thredbo という New South Wales 州のスキーリゾートに行くことを決め(オーストラリアのスキーシーズンは5月下旬から始まる)、グレイハウンドの

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人生は断片的なものが集まってできている

人生は断片的なものが集まってできている

社会学者の岸政彦が書いた「断片的なものの社会学」というユニークな本がある。その名の通り、著者の断片的な、しかし忘れられない記憶の数々を記した本だ。タイトルは、その最初の見出しから取った。

最近ぼくも、過去の断片的な出来事の記憶が、唐突に、ふと蘇って来ることが多くなった。何故かは分からない。というのは嘘で、菊地成孔のブログで「ミッシングパーソン」のことを読んだからだ。

人生のある時期に出会い、場

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