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Session#02-03の補足

こんにちは。
5月末にポッドキャスト番組「そしておしゃべりは続く」をスタートしてから、1ヶ月が経ちました。
毎月、5、15、25日に配信していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。番組へのメッセージは life-stories@kasugai-bunka.jp まで。なんでも送ってみてください。


Session#02の補足

Session#02は、尹さんがSession#00の終わりにお話ししていた「そういうことがあって、こういうことになっている」という言葉をそのままタイトルにしました。
リスナーの方からいただいたメッセージが面白かったからでもあります。(いつもご感想ありがとうございます!)

「そういうことがあって、こういうことになっている」とおっしゃっていたのが、なんだかとても好きでした。その人の中でしかわからない、語り尽くせない、点と点が線となって結びついた象徴的なできごと。きっとどんな人にもあるのかなと思います。

リスナーさんからのメッセージ


1回の収録で2つに分けてお届けしている関係から、やっと、みなさまからのメッセージを紹介できました。良かったら、聴いてみてください。
誰しもが持つ「傲慢さ」「卑屈さ」との付き合い方、自身への眼差し、相手の声の捉え方。そして、声や音のおはなしにつながっていきます。
傲慢さと卑屈さは誰もが持っているものだから、ミュートできると気楽になれるというお話しで、肩の荷がおりた方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。

尹さんのnoteの「親密さについて」という記事を読み、雷に打たれた、という感想もいただきました。尹さんいわく「だいぶ昔の記事なので、読み返したら、少し恥ずかしかった」とのことでした。記事への直接のリンクは貼りませんが、尹さんのnoteから読みたい方は探してみてください。
朗読はいつかやっていただきたいなあーと思っていますが、また折をみて。

Session#03の補足

Session#03絶句からはじまる | 胸の高まりを汲み取る、その作法 は2024/6/25に公開しました。聴いてみてください。

かつて建築家・作家の坂口恭平さんから「耳がいい」と言われた尹さん。伝達するために言葉があるわけではない。声や音からせり上がってくる、その呻きを、言わんとしていることを受け取る。そんなコミュニケーションのおはなしです。


補足(1)

尹さんが触れられている、坂口恭平さんへのインタビューは、こちらからご覧いただけます。
https://web.archive.org/web/20110205204606/http://www.mammo.tv/interview/archives/no281.html
どなたかが残してくださったそうです。ありがたいですね。


補足(2)

古橋さんが年に1回作っておられるzine「Listen to The Voices」です。
この本を読んだ友人の保育士さんと、「相手が発した言葉をすぐに解釈したり論じる前に、そのまま書き留めるとか残すとか、それがまず大事」と、話したと仰っていました。
その元になった、古橋さんのあとがきを、少し抜粋します。

民俗学者宮本常一は「論じる前を記す(しるす)」という趣旨の言葉を残しています。「記す」は「誌す(しるす)」とも書き、文字通りの「書きつける、記録する」という意味です。(中略)実は、この言葉を私に教えてくれたのは、その宮本さんから若き日に薫陶を受けた同じく民俗学者の香月洋一郎さんです。つまり、そこには宮本さんの言葉を身で読んだ香月さんの思想も織り込まれている。そして、私は、この言葉を教わりながら、「見聞きしたものに解釈を講じる前に、本質が見えているのか、事実を聞けているのかを自らに問いなさい」「そのためにも、先ずは見聞きしたことを正確に誠意を込めて記述してみなさい」、そんな声を自らの中に反芻していました。それは一体、誰の声だったでしょうか。

(引用=古橋敬一『Listen to The Voices vol.02 一人ひとりの死を集めて』2024年)

古橋さんのzineが読みたいという方は、 life-stories@kasugai-bunka.jp までご連絡ください。現時点では、vol.02のみ在庫があります。(送料だけいただくことになりますので、ご了承ください)
文化フォーラム春日井までお越しいただける方は、山川から直接お渡ししますね。


補足(3)

尹さんの最新刊「句点。に気をつけろ」を引用してお話ししました。
その元になった古橋さんと山川の対談は、冊子「小さな物語からはじまる長いおはなし」に掲載されています。
対談当時は、ポッドキャストの番組名も決まっていなかったのですが…「おしゃべり」が被ってるなんて…偶然です。(この記事を書いている今、気が付きました 笑)

次回以降の配信について

「ちゃんと言ってちゃんと伝えれば伝わるはずだ、っていうのは一方的。そこに他者は不在だという気がする」。
Session#03の最後で話されたいたことが、とても身に染みました。

みなさまからのメッセージや、話してほしいテーマなども受け付けています。どうぞよろしくお願いします。(記:山川)

さて、「そしておしゃべりは続く」は、Spotifyなど各種プラットフォームで5、15、25日に配信予定です。ぜひ番組の登録をお願いします。

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