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クラウドファンディングは苦しい、でも…

こんにちは。月星ソス子です。
なんと信じられないことに…約1年ぶりの更新です。
不定期更新にもほどがある…というわけで、これから少し頻度を上げてみます。

今回挑戦するクラウドファンディングプロジェクトは、地方のソースメーカーをデザインの力でより輝かせていきたい、という趣旨のものです。
弊社は味には自信があり、実際とてもおいしいのですが、ラベルデザインがもう一歩なため…
弊社のことをよく理解してくださる地元出身の気鋭のデザイナーさんと
新しいブランド(新しい商品ラインナップ)を立ち上げたいというプロジェクトです。
また、それに伴って魅力的な販促品(紙袋等)も作成予定です。

今回挑戦する目標金額は200万円。そのうち、約半分以上がリターン品として発送する商品の代金になります。残りの半分弱が、デザイン費用とラベルの印刷代や紙袋などの販促品の作成費用になります。

このプロジェクトを達成した後には
「自分が支援してできた月星食品の新しいブランドなんだけど、すごくいいよね!」とか
「この紙袋いいでしょ?わたしが支援して作られたんだよ!」とか、
「あの時支援した月星食品の新しいブランド、今度都内に出店するらしいんだよ!!」とか、
そんなわくわくドキドキする未来が待っているのだと思います。
それを思えば今の苦しみなどとるに足らないものです(でも日々のたうち回っていますが…)。


タイトルの通り、今回はそのクラウドファンディングについて詳しくお話します。
皆さんにとってクラウドファンディングはどんなイメージでしょうか?
支援する人もされる人も嬉しい、夢のような仕組みか。
それとも、日本の文化にはなんとなくなじまないような、異質な仕組みか。

一度でもプロジェクトを立ち上げた方ならきっとわかっていただけると思うのですが、クラウドファンディングをすることは正直に言って苦しいです。
なぜ苦しいのかというと

・自分は一体何者なのか
・どんなことを実現したいのか
・支援してくださる方にどんなメリットがあるのか

常に自問自答しながら、プロジェクトページを作る必要があるからです。
どうにかして、一人でも多くの方に伝えたい!という文章を書くためには
胸を掻き開いて自分と向き合い、
素直な心をさらけ出さなければならないのです。
そして、

・1人も支援してくださる方がいなかったらどうしよう
・プロジェクトに対して批判や中傷が殺到したらどうしよう
・思うような反響を得られなかったら社内でどう説明しよう
・期間内に達成できなかったらどうしよう

などなど…。
プロジェクトを始める前も不安でいっぱいで怖くて怖くて仕方がなく、
そしてプロジェクトに挑戦真っ只中の今(2021年9月10日)も毎日怯えながら生活しています。

そんな苦しい思いをしてまで、なぜクラウドファンディングをするのか?
わたしが広報になってから立ち上げた月星食品のクラウドファンディングプロジェクトはこれで3回目です。
…よほどのM気質なのでしょうか?
そうではありません。
ではなぜか?それは、

達成できた時に、いただいた支援金額以上のリターンが
主催者側にあるからなのです。

宣伝効果や売り上げという目先の数字では表せないものです。
文字通り、支援してくださった方は月星食品をそのあとも応援し続けてくださるのです。

そのようなある種、お客様との精神的なつながりというものは、
我々メーカーは普段なかなか作れるものではありません。
もちろん、TwitterやInstagramなどのSNSで皆さまとコミュニケーションをとっている中でそうしたつながりを築けているところもありますが、
「こういうことをやりたいです!」という目標を掲げて、
それを応援していただいて、
そして最後に達成して一緒に喜びを分かち合うという体験はクラウドファンディングならではなのではないかと思っています。

実際、前回のプロジェクトのあとに「わたしが支援してできたソースの自販機だ…」と、実際に足利の弊社を訪れてソースの自販機の写真を撮って嬉しそうに教えてくださった方がいました。
また、「クラウドファンディングで出会ったソースでしたが、すっかり気に入ってしまったのでお友達にも送ったらとても喜んでくれました!!」と、通販の備考欄に記入してくださった方がいました。
他にも「クラウドファンディング以来ずっと応援してますよ!」と直売所で声をかけていただくこともあり、本当に胸がいっぱいになります。
なんとお礼を申し上げたらいいのか…と思いますが、
今後も頑張って月星食品のおいしさを広めていくことで恩返ししていきたいと思っています。
本当にいつもありがとうございます。

こちらのnoteをご覧になっている企業公式の中の人の皆さまで、クラウドファンディングを検討している方へ、私と同じようにこの苦しみの中に飛び込んでみませんか。
苦しみの先には、本当に想像以上の可能性が広がっています。
ありきたりな表現ですが…、応援してくださる方々がいるというのはものすごく心強く勇気をくれるものなのです。
いつかやってみたい、から、実際にやってみませんか。
こちら側の世界で、震えながらお待ちしています。

そして、月星食品のクラウドファンディングに少しでも興味を持っていただけた方へ。
まずは見ていただくだけで構いません。
心血注いで、心を折って書いたプロジェクトページをぜひ読んでください。
どうぞよろしくお願いいたします。
⇒ https://camp-fire.jp/projects/view/483187

今日もお読みくださいましてありがとうございます。


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