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なぜこの本を書こうと思ったのか~あこの場合~

こんにちは。あこです。

いつものママ友グループラインで、のまちゃんから「こんな本を書こうと思ってるんだけど・・・」と聞いた時、「すごい!すてき!かっこいい!」と飛びついたわたし。
それから2年も走るプロジェクトになるなんて思いもしなかったけど、
本当に形になってしまったことに驚いています。

みんながいて、たくさん話して、私の産後ができた

この著者の4人は、私がひとりめを産んだあと、たまたま参加した産後ケア教室で知り合った友人です。
職場に通いやすいという理由だけで選んだ賃貸マンションだったから、
仕事から離れて地域に放り出されてみると、地域に「友達」と呼べるひとなんて誰ひとりいなくて、学生時代からの友達はみんな働いていて、
実家は遠くて、夫は出張でいないことが多くて。
そんな私が知り合ったみんなは、文字通り、私の産後の命綱でした。

私はさみしがりなので、悩んでいることも、ちょっとした愚痴も、
何かあるとすぐにグループLINEにポストする癖があります。

  • 今日、ひっさしぶりにベビーカーに乗ってくれたと思ったら、3分で抱っこって言われたんだけど・・・?だっこひも持ってないんだけど・・・?

  • 昨日珍しく寝てくれたから、野菜自分でゆでてすりつぶしたの!ほめてほめて~

  • 昨日あんなに頑張ってつくった離乳食、全部べーされた。。なぜか本人めちゃくちゃ嬉しそう・・・

そんな毎日のつぶやきに、
「うわーそれつらい😢」って共感してくれたり、
「偉すぎる!😍😍😍」って褒めてくれたり、
「私もー!もう面倒だから今週はぜんぶベビーフードって決めた!😎」ってわかりみがすぎる返信をくれたり、
「さつまいもだったら、スーパーの焼き芋潰すのが早くておいしいよ🍠」って驚きのTipsを教えてくれたり。

赤ちゃんとの生活って、毎日のことで、ほぼ毎秒なにかが起こりますよね?
でも、相手は赤ちゃんだから話すこともできないし、自分だって初めての経験だからどうしたらいいのか本当にわからない。。
これまで、それなりに仕事もがんばって、「がんばれば、できる」って
成功体験を積み重ねてきたつもりだったのに、
「がんばれば、できる」がまっったく通用しない世界。
「どうしたらいいか」のイメージすらつかない世界。
毎秒くじける寸前でした。

そんな中で、みんなとのひとつひとつのやりとりが、
そのときの泣きたい自分の悩みにそっと寄り添ってくれた。
そして、私にとっては、やりとりをするというその作業それ自体が
自分の悩みをいったん距離を置いて客観視してみて、
みんなの答えを聞いて、
自分の悩みにいろんな方向から光をあててみて
そうしていつのまにか自分なりの落としどころが見つかっていく
そんな作業になっていたのかなと思います。

「そこは、がんばらなくても、できなくても、いい」
そう思えて、本当に心が救われた気がしました。

ただでさえ感情が乱高下する産後のあの時期に、時に泣いたり悩んだりしながらも、なんとか生き延びることができたのは、このみんなと、こんなふうに話せたことがすごくすごくすごく大きかった。

あのときの私に。きっと同じように疲れてるママたちに。

のまちゃんが
「泣きたいすべてのママに寄り添いたい」
「みんなの背中を、そっと押したい」
と言ってくれた気持ち、私も同じです。

なんでだかわからないけど、疲れて、悩んで、泣きたくなってるママたち。
私も、おなじでした。
寝ないし、抱っこから全然おりてくれないし、ご飯は食べないし。
復職できるのか、仕事になるのかも、不安しかありませんでした。
少しだけ時間が経って、状況に慣れてきて、きっと、こうしていたらよかったのかもしれない、ということが少しだけ見えてきたけど、
もう一度あの日々に戻ったら、やっぱり私は同じことで泣くと思うのです。

そのとき、「今」の私が、わかるよって言って、一緒に悩んで、泣いて、
疲れたよね~!って愚痴も聞いてあげられたらいいのに。
そして、「大丈夫だよ、間違ってないよ」「心配することないよ」って、言ってあげたいなあ。
あのとき、私が、みんなにそう言ってもらったように。

泣きたいママたちひとりひとりの隣に、そんな気持ちで立ってみたい。
そっと、背中を押してあげられたら。
泣きたいママを隣で見ていて、どうにかしてあげたいと思ってくれる優しいパートナーや上司や同僚のみなさんにも、こんな寄り添い方をしてもらって、私は嬉しかったよ、と伝えて、ぜひ一緒に悩んでもらえたら。

そんな気持ちで、この本ができました。

そして、二人目の産後とともに走ってきたこのプロジェクトとこの本に、
私も、そっと、背中を押されたひとりなのです。

あこ

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