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《チーム力》コスト¥0で、スタッフ定着率を上げる ~吉田麻也氏の発言、権田氏・長友氏を参考~(組織コンサル 福岡)

クリニック専門 組織コンサル
ほうすう(鳳雛)の田原です。

他の院長がしていないことをするだけで差がつく。極めてシンプル

クリニックでは、
社員の定着率が良くない組織も少なくないです。

そのため
院長が様々な施策をされていることも多いです。
中には、「スタッフへご機嫌とり」?と思われるようなことをされる院長も・・・

1、吉田麻也氏の発言


昨日、
たまたま日本TVの「Going」というスポーツ番組を観ました。
(くりーむしちゅー 上田晋也 司会)

ワールドカップ日本代表の吉田麻也氏がゲストで出演していました。
その中で印象的だったのが、

「キャプテンをして、一番嬉しかったことは?」

という質問。

それに対して、吉田麻也氏の回答が

「終わった時に、権田と長友に『麻也がキャプテンで本当に良かった』と言われたこと」

と答えていました。


2、なんだかんだで、感謝・労いの言葉は大事

そうなんです。
やっぱり人間て、承認が嬉しいのです。

どれだけ優秀な人でも、
どれだけ厳しい人でも、
どれだけ表面上クールな人でも、

感謝の言葉に飢えているのです。

手垢のついた言葉と侮るなかれ。

・「言葉なんかよりも、給料を上げてくれ」
・「感謝とかいいから、休みを増やしてほしい」
・「声掛けなんかする時間あったら、早く帰りたい」

こういう言葉を耳にした人もいるかもしれません。
それは、

表層的に、
テクニックとして、
心を込めず、
感謝の言葉を言っている時に起きることです。

本当に、本心で思うことを伝えれば、相手の態度も変わります。

他のクリニックの、多くの院長は、
スタッフさんに対して、自ら、

・感謝の言葉
・労い

なんてしていないでしょう。
だからこそ、貴方が本当に実行すれば差がつくのです。

現に、
貴方自身も、
自分の頑張り、自分が力を入れたところに気づいてくれて、
それを「スゴイ」と言ってくれたら、イヤな気にはなりませんよね?

スタッフがイキイキすれば、
患者様にもプラスです。

他の院長がマイペース、自己中にしているからこそ、
貴方は、スタッフの気持ちを考えられて、且つ言葉にする院長になれば、
長期的には繁栄します。

さらにこれは、
副次効果として、求人・採用の面でも大きいです。
医院見学に来た応募者は、
『クリニックの雰囲気』
を重視するからです。

因みに、
これのコストは¥0です。
ただ、言うだけ、です。

スタッフ全員にケーキとかを買う費用もかかりません笑


3、小言が多い


ただ、現実は、
むしろその逆をしていませんか?

・「前も教えたよね?」
・「だからぁ」
・「なんでわからないの?」
・「いいから、やって!」
・「俺が若い頃は有給なんて取らなかった」


・・・


特段、コメントはしませんが(笑)
視点としては、
これらをご自身が研修時代に言われて、
その相手を尊敬したか?

ですね。

因みに、解説すると

・「前も教えたよね?」→言葉の選択ミス
・「だからぁ」→「君はバカなの?」の言い換え
・「なんでわからないの?」→マウント
・「いいから、やって!」→説明なしの命令
・「俺が若い頃は有給なんて取らなかった」→自己顕示+脅し


4、定着率を上げる方法


さはさりながら、
スタッフ数は多いし、
いちいち、感謝の言葉や労いなんてかけられない。

忙しい中、時間も限られているからどうしたらいいんだ?!

はい。
具体的には・・・

a、一気に全員にやろうとしなくていい
b、そんな、すごいセリフでなくていい
c、一日1人に言うだけでいい
d、診療の合間に5秒程度でいい


具体的セリフとしては、

・「Aさんのおかげで助かりました」
・「あの処理、前より上手くなったね」
・「いつも〇〇してくれてありがとう」

この程度の言葉で充分です。

それを一日1人に言えればOKだと、できそうですよね?

それでも毎日すれば、一ヶ月で20人くらいに労いの言葉を言えます。

誰かに「やらせる」のではなく、
貴方自身がするのです。
貴方の話です。

是非、明日からやってみてください。
ジワジワとクリニックの雰囲気が変わるはずです。


5、明日からの具体的行動


一日1人だけでいいです。
スタッフに個別で、労いの言葉をかけるアンテナを張りましょう


6、まとめ


A、吉田麻也氏が一番嬉しかった出来事は、仲間からの感謝の言葉
B、人は、承認や感謝の言葉に飢えている
C、他の院長は、あまり労いとかをしていないからこそ、際立つ


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