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「お願いします」と「ありがとう」の話

こんばんは、sosekiです。

今日は日和も良かったので、夕方みなとみらいを散歩してきました。凡そ半年ぶりぐらいでしたが、いつのまにかロープウェイが掛かっていたのが一番の驚きです。

今回、はじめて「BAYSIDE BLUE」という名前のバスを利用しました。それがこちら。

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下手な写真ですみません。いわゆる「連接バス」です。国産の連接バスで、割と最近運行開始したものです。外観塗装が大変美しいメタリックブルーでして、太陽の加減や見る角度で様々な表情を見せてくれます。本当に美しいバスでした。

もう一つ素晴らしかったのが、運転手さんの案内放送。都度、有名な建物の話であったり、急なカーブを曲がる際に、バスの連接の動きについて解説してくださったり。わずかな時間の乗車でしたがとても満足できました。

本題。

先日、大阪から来た若い会社の子と盛り上がったのですが、関東のバスは「前乗り」だから、「ありがとう」が言えないという話をその子が言っていました。良い心がけです。ちゃんと、運転手さんに感謝を伝えていることがうかがえます。

たしかに、折りる際に運賃を支払いながら「ありがとう」と言えるのが一番自然です。乗りこむときに「ありがとう」とこちらから言うのは違和感がありますね。

私の場合、前乗りのバスでは「お願いします」というようにしています。降りる際に大きな声で「ありがとう」を言えるのが一番いいのかもしれませんが、まずはファーストコンタクト、無言で乗り込むことは絶対にせず、たとえ愛想の良い・悪いに関わらず、運転手さんにはお願いしますと声をかけるようにしています。

それだけで、お互い、報われる何かがあると思っています。

最近SNSの浸透もあり、「双方の意見・考え方」が共有される傾向があります。バスの場合、昔は「お客様は神様です」の発想で、「お金を払ってるんだから定刻通りで安全に運行しろ」といった常識のようなものがありました。ところがバスは道路事情の影響を多分に受けるため、時に早着、時に遅延が生じます。ただでさえ大きな車体にたくさんの人の安全を背負いながら狭い道を走り、かつ手元の細かな時計通りに運行し、途中で水を取ることもできないまま終点までオペレーションされています。ものすごく、過酷な仕事です。それでいてお客さんに文句なんて言われたら、それこそ腹の中は穏やかではないはずです。

だから「お願いします」や「ありがとう」という言葉には、とても重要な意義があると思っています。書いていて「当たり前だよなぁ」と思っていますが、その当たり前が、当たり前じゃない人もたくさんいるのが現実です。だから、これはあくまで私の考えです。

連接バスは18メートルもの長さを誇っていました。ものすごく運転が難しいのは想像に容易い話です。その上に、車窓を楽しむサービスまでしてくださった運転手さんには今一度「ありがとう」と言いたいです。連接バスは運転席が出口から遠いのが困りものですね。そういう意味で、前乗りよりも、後乗りのバスのほうが好きです。


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