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身近な電車のデザインは、外観?内装?

こんにちは、sosekiです。2回目の投稿です。今日は趣味の話を少し綴らせてください。

【今日のテーマ】私が車内デザインを趣味としている理由のはなし

よく、広告やニュース、雑誌などで見る電車って、こんな感じではありませんか?

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そう、外観なんですよね。新幹線などもそうです。プラレールや鉄道模型などで親しまれるのも、だいたい外観ですよね。

ところで、たとえば通勤や通学するとき、一番目に触れる電車のシーン、あるいは一番長い時間滞在する電車のシーンって何でしょうか?

写真で一例を上げましょう。山手線の例です。

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これは外観です(下手な写真ですみません)。スマートフォンみたいな緑色の顔をしています。行先表示もグラデーションがかかったLEDでおしゃれですね。

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次にホームから見た電車の一例です。山手線はホームドアが付いていて、電車は銀色のボディと、ドアの上に少しだけ見える黄緑色のラインカラー、そしてドア横の広告が目に留まりますね。

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最後は車内です。なかなか人のいない山手線の車内を見ることはないかもしれませんが、黄緑色のいすや吊革が目に留まります。あとは、荷棚の上にも大きな液晶が並んでいますね。

3枚の写真を上げましたが、最初の質問である「一番目にするシーン」「一番長い時間過ごすシーン」と言われたら、実は車内ではないでしょうか?

様々な媒体で、鉄道は外観をベースに紹介されますが、一般人目線で見た時に、電車の外装は、何色なのかであったり、行先表示器だけであったり、あるいは広告ラッピングであったりを見ることはあっても、その外観をじっくり見る機会って、ほとんどないと思いませんか?まして都心の電車はみんなステンレスがギラギラの無塗装ばかりで、最近はホームドアで一層隠れた存在に。

一方、車内は最低1駅乗っても2分~3分程度滞在します。平均すれば15分から20分ぐらい乗る方が多いのでは?郊外だと駅間距離が長いので、もっと長時間を過ごしている方もいらっしゃると思います。

鉄道をデザインという目線で見た時、私が最も重要だと位置付けているのは、駅のデザインと、車内のデザインです。車両に特化すれば、車内こそ一番重要なデザイン要素だと考えています。一番、ユーザーが過ごす空間ですから。

ところが鉄道の車内がピックアップされる機会が、実はとても少ないと感じています。観光列車などは例外ですが、通勤電車の車内をじっくり分析し、資料化し、紹介するケースって本当に少ないように思います。趣味誌などでも車内特集は極めて稀です。

もっと言うと、外観は変わらずとも、内装は流行を取り入れて数年おきにリニューアルされているケースが多々あります。その時々の姿を記録した資料となると、さらに存在が薄くなります。実は一番身近な存在なはずなのに、当たり前すぎて客観的に資料化されていないのでは?そう、私は感じたので、車内デザインを主に紹介するウェブサイトを運営しています。

少し熱くなりましたが、これが私が鉄道車内に興味を持っている理由です。ユーザーが触れる場所ならではの、途轍もなく細やかな快適さへのこだわりと、安全などへの配慮、さらにはバリアフリーやユニバーサルデザインと言った要素がぎっしり詰まっています。このあたりについても、いつか少しずつお話しできればうれしく思います。

それでは、また。

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