『痩せない原因②』
『痩せない原因①』では、エネルギー不足について記しましたが今回はその他要因の第二弾。
現代社会において、切り離せない『ストレス』
実はストレスもダイエットの結果に直結しています!
それではストレスが多いと、どのような事が体内で起きるかを現場経験談と共に記していこうと思います。
・コルチゾール
トレーニングをしている方ならば一度は耳にした事があるかも知れません・・
『ストレスホルモン』とも言われるコルチゾール
大昔の時代で例えると捕食されまいと逃走したり、
現代でいえば・・
仕事・職場・人間関係・子育て・コンプレックス・長時間トレーニングなどなど...様々なストレスがあると思います。
コルチゾール は、ストレスを体が察知してすぐに闘うまたは逃げるかなどの戦闘態勢を整える為に分泌されます!
コルチゾール が分泌されるとグルコース(体内に貯蔵してある糖質)の利用が促進され、ストレスに負けないように使えるエネルギーを注ぎ込みます。
この時、消化活動や代謝活動はいったん制御されてしまう。最悪な事に、このストレスフルな状態が長時間に渡るとタンパク質が分解されグルコースに変換されてしまいます(糖新生)
おのずと筋肉の分解も促進されてしまう為、長時間の高強度トレーニングは筋量UPの逆効果となるわけです。(トレ中のアミノ酸摂取などで少なからずカバーは出来ますが)
危険や緊張状態が終われば、コルチゾール の数値は後に低下していきます。
短期のストレスであれば、やる気や集中力UPなどに置き換えられるので何か成し遂げたい事柄やお仕事にも有効ですが・・問題は長期間のストレス状態です!
食事をしっかりと管理していても、消化や代謝の活動が制御されていれば体脂肪の変動はどうしても起こしずらくなるのです。
・睡眠時間
睡眠不足もストレスの素となります。
お客様の平均推測ですが大体6時間未満で、
シフト制労働の場合だと、5時間未満と答える方もいます。
睡眠不足もコルチゾール の分泌を促しますが、一晩、睡眠が不足するとコルチゾール の値はほぼ100%以上増えるという論文も見た事があります。しかも、翌日の夜になってもコルチゾール 値は35〜45%も高い状態になってしまうそうです。
さらに・・
満腹をしらせるホルモン(レプチン)が減り、食欲を促す(グレリン)が増えるという追撃。
過去スムーズに減量出来た方を思い返すと、寝る時間を確保出来ていた方が多いので現場目線からもこれは確実だと痛感しております。
寝る子は育つと言いますが、、ダイエット的に置き換えると『寝る子は痩せる』と言えますね。
7時間を目安に、積極的睡眠を心がけてコルチゾール要因を減らせればと思います。
・インスリン過剰分泌
コルチゾール分泌が続くと、グルコースが血液中に彷徨い高血糖状態となるのでおのずとその血糖を下げる為にインスリンも多く分泌されます。
そしてこの状態が続くと、インスリンが効きづらくなるインスリン抵抗性がうまれます。
結果としてですが、糖質過剰の食事で血糖値をつねに上げた状態で過ごしていたり、長期ストレスフルの状態でコルチゾール過剰の方は糖尿病や甘いもの依存(血糖コントロールが上手くいかない)など様々なマイナス要因が生まれてくるので肥満の素となります。
インスリン抵抗性については痩せない要因として、大いに関連があるため第3弾で記していこうと思います。
栄養アプローチ
コルチゾールは副腎という、左右の腎臓上にある小さくて薄い臓器から産生されます。
ストレスにさらされすぎたり、タンパク質や脂質不足でエネルギーが産生出来ていない、ビタミンミネラル不足など多くの要因が絡まると副腎疲労などと言われる、
常に疲れた状態になってしまったり、頭がクラクラ、カフェインがないともたないなど様々な不調を招きます。
栄養の観点からアプローチするとすれば、
まず高タンパク質と脂質でエネルギーを回せる状態を作ること。
そして、糖質や脂質、タンパク質などの三大栄養素を効率よくエネルギー化する為に補酵素であるビタミンB.C.鉄.マグネシウムなどの力を借りてガンガンエネルギー回転を促す事が重要です。(不調箇所を同時にアプローチする為に、他にも単品でビタミンミネラルが必要な場合もあります)
現状、既に副腎や体内のサイクル機能が低下している方は高濃度でビタミンミネラルを補充しなければいけないパターンもあります。(厚生労働省が推薦している数値などで実践しても早期の改善は難しいでしょう、それぐらい低い数値を提示しています)
ただ、、栄養でカバーしたとしても根本原因は個人で抱えているストレスの素を打ち消す事でしか解決出来ないのが心苦しいところ。。
ピンセットで悩みのトゲを引っこぬいてあげれたら、どんなに簡単な事かとお客様の悩みを聞いてていつも思います。
筋トレやヨガ、ランニングなどの運動。
カラオケや旅行、外食など何でも良いのでとにかく自身が『楽しい』と思える時間を作れるかがコルチゾール過剰を抑えられる1番のアプローチです!
面白い話ですが、、
久しぶりに友達と遊んだ〜、同窓会があった〜など楽しい時間を過ごした2〜3日後に体重測定すると痩せてた!!なんて事も沢山経験しました。
感染の不安もあるご時世ですが、用心を重ね計画的にストレス発散をして何とかダイエット成功といえる結果を残してもらえればと思います。
〜痩せない原因③へ続く〜
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