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日々思うだけ#4「カジュアル自虐と自己肯定」

皆さんこんにちは!自分、肯定してますか?僕は毎日自分をえらいえらいしながら過ごしております。偉すぎて......エラになったわね🐟

というわけで今日のメインテーマは自己肯定です。自分を無条件で肯定することってなかなか難しいですよね。僕?僕は生きてるだけで偉いけど。

精神的な面というなかなかセンシティブなことなので、書くのを迷いましたが、何か誰かの役に立つことがあればよいと考え、公開にすることにしました。

社会的な3つの要因

現代の日本社会で自己肯定感を育てるのが難しいのって社会的な要因って3つあると思うんですよね。

(1)日本の文化が謙遜を美徳とする

(2)SNSの発達によって簡単に優れた他者を見つけることができるようになった

(3)他人と比べたがる

(1)は時代関係ないですね。出る杭は打つし、明らかに他人より優れてても謙遜しなきゃいけない。もっと「僕の(私の)〇〇がすごいんだぜ!」みたいな人が増えてもいい気がします。僕はそっちの方が好き。あんま行き過ぎるとイキりになっちゃって、見てて痛いし絡みづらくなるけども。これもバランスですね。

(2)は昔はなかったものですね。例えば、小学校とか中学校とかのクラスで1番絵が上手い子がいるとします。現代では、SNSを通じて簡単に他地域にいるもっと優れた人を見つけることができます。こうした点も自己肯定感を育む機会を奪う要因となっている気がします。

(3)はテレビ番組やSNSとかでもよく見ますが、日本人ってめちゃくちゃランキング好きですよね。順位付けが好きな国ランキング第1位、日本!

能力や成果により自分を肯定することの罠

そもそも自己肯定感とは、「自分が存在してもいいんだ」って無条件に思えることです。しかし、世の中には「自分の〇〇が優れているから、自分はすごいんだ」という風に、能力や成果という条件付きで自分を肯定する人がいます。

これは少し難しいです。例えば、「何かを成し遂げた」という経験や「苦しいときに頑張れた」という経験は、自分はやればできるという自己効力感に繋がります。自己効力感は自信、ひいては自己肯定感に繋がります。そういう風に生かせるのであれば素晴らしいですね。

しかし一方で、「他人と比べて〇〇が出来るから」という肯定の仕方はいかがでしょうか。例えば、めちゃくちゃ勉強できる人がトップレベルの大学に入ったが、まわりのレベルが高くてそれと自分を比較して精神的に参ってしまう。などという話はよく聞きます。

精神的に参ることがなかったとしても、能力で自分を肯定する人間は、それ以外に自己肯定の手段を持たないので、常に他人と比較し、自分より劣ったと判断した人を見下します。結果、他人からは避けられます。常に他人の粗を探しているような人とは、誰しも付き合いたくないですもんね。

カジュアル自虐

他人に対して優位に立とうとする人がいる一方で、他人に対して劣位に立とうとする人間もいます。前者が精神を保つための予防的な行為であるのに対し、後者は既に精神的にダメージを受けてしまった人が行いがちです。

「俺なんて〇〇だから」、という発言は普段のコミュニケーションでもよく耳にします。これは、自分に対する周りのハードルを下げるためだったり、「自虐ネタ」であったり、精神的な自傷行為であったりとさまざまな意味を持ちます。

この自虐ネタが、僕の言うカジュアル自虐です。比べたがり、謙遜したがりな社会・文化的な背景と低い自尊心がそうさせるのでしょう。僕も昔はよくやってました。やめてからと言うもの、メンタルの調子はすこぶる良いです。

カジュアル自虐は精神的な自傷行為と言いましたが、やはり自虐することは精神的にダメージを負います。肉体的な自傷行為と同様に、その痛みに自分が生きているという実感を求めるのでしょうか。ともあれ、言葉の力は大きいですし、自分の言葉に縛られて自分を貶めていると、どんどん抜け出せないループに入っていきます。

メンタルは予防が大事

よく「うつ病には○○が良い」とか言われますよね。筋トレとか。そういうツイートだったりによくある反論が「うつ病でしんどいのにそんなのできない」といったものです。

ごもっともだと思います。

精神病になってしまった場合は、あくまで専門医に頼るのが正しい判断でしょう。

僕はよくメンタルを木の枝に例えます。精神的な負荷がかかると枝は曲がっていきます。何もせずにどんどん負荷が上がっていくと、枝はやがて折れます。こうなると、専門家にしか処置を任せることはできません。しかし、枝を曲げる要因である負荷を減らしていったり、枝そのものを強くすることは専門家でなくてもできます。

例えば「他人を貶めない」「人を褒める」ような集団に身を置くことはそういった対策の1つとなりそうです。他にも、小さなものでもいいので成功体験を積み重ねて自己効力感を高める、とか。考えればできることは多そうですね。

おわりに

というわけでここまで自己肯定感をメインに据えながら話してきました。僕自身、小さいころはあまり周りと比べてできないことも多かったので、かなり自尊心の低い子供でした。

メンタルにせよ、能力にせよ、先天的な部分は大きいと思います。

しかし変えられない部分に関して嘆くことは現実を変えてはくれないので、自分にどうにかなる部分をなんとかよくしていきたいものです。

自己肯定できないでいる人は、僕がいくらでも褒めて肯定して差し上げるので、いつでも連絡ください。

この文章が皆さんの心について考える一助になれば幸いです。


おわり

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