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人は自分ができないことをできる人に憧れる

マルチタスク人間になりたいと、昔から願っていた。
裏を返せば、自分がそうじゃないことを自覚しているから。


いち社会人としてはやっぱりマルチタスクが求められる。
あれもやって、これもやって…。


元々飽きっぽいので、一つのことにガーッと集中してもあまり長時間は続かない。だから複数を同時進行しつつ、飽きたらこっち、また止まってしまったらこっち…とやってみたこともあるけれど、やっぱりどれもが中途半端に終わってしまう。


極端な話、ドラマや映画を見ながらスマホをいじる。これができない。
集中するのは常に一つしか無理。スマホを手にしてしまったら映像はもうそっちのけ、ただのBGMになってしまう。

電話しつつ、テレビも見つつ、足のマッサージもしつつ…ってできる人とかいるじゃない。例えが小さいな(笑)。


仕事でもAの案件とBの案件を複数掛け持ちして、近い締め切りでもちゃんと両方こなす人とか。ただただ尊敬しちゃう。


頭が固いのかな?
脳みそが少ないのかな?
不器用なのかな?(これは確実にそう)


自分の柔軟性のなさにけっこう悩んだこともあったけれど、一方で「一点集中」はわりと得意。ゾーンに入ると、まわりの声も聞こえなくなるくらい本気で集中する。


訓練である程度改善するものなのか、もう生まれ持った資質として無駄な抵抗はしないほうがいいのか。社会人としては、マルチタスクな方が生きやすいだろうけれど(いわゆる職人さんなどではない限り)。


40年生きてきて難しい自覚があるのだから、やっぱり無理せず行こうと思う。

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