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おかあさんが教えてくれたこと

最期に母が教えてくれたこと

2022年2月23日。
たった1人の母が亡くなりました。

25年という四半世紀の永きに渡った闘病生活。
特定疾患(難病)を3つ抱え、その合併症を合計すると
10を超える病名を持っていました。

最期の10年は、首から下はほぼ動かず
話すこと以外は、自力では出来なかった母。

10年前に余命宣告を受けた直後の3か月。
あなたは毎日泣き、希望を失い、絶望し
『生きる意味』を探していたっけ…

でも持ち前の前向き思考と、その強さを持って
全てを受け入れる覚悟をしたんだよね?

その後のあなたは、ほんの些細な、本当に小さなこと。

水を飲める幸せ。
ご飯が食べれる幸せ。
考え事ができる幸せ。
痛みを感じる幸せ…

そんな当たり前すぎる行為に
生きている喜びを見出し
幸せを感じて、感謝していたんだよね?

そんなあなたの生き方を
他のみんなは『可哀そう』と泣いてくれたっけ…

でも僕は気づいていたんだよ。

あなたは可哀そうでも、不幸でもなくて
間違いなく幸せであることを。

本当に偉大な人は、僕のとなりにいた。

あなたの息子であることを、心から誇りに思います。

ありがとう。

おかあさん


そんなあなたの生き方が
『生きる意味』を見失っている人に
どうか届きますように。


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