Case1. 爆乳総務の独白
皆さん、こんにちは。
名乗るまでもないのでしょうか?
私は総務、人呼んで爆乳総務です。
そう、私の身体的特徴は少しばかり大きめのお胸。身体的特徴を揶揄するのは人権侵害だと思うのだけど、大丈夫、面と向かってそんなニックネームで呼ぶ不埒な奴はここヒルズにはいないわ。あ、社長は除きます。彼は少しおつむに難ありですからね。
爆乳ってね、大変なんです。
肩がこる、好きな服が着れない、下着の値段が高い、、、、挙げだしたらキリがないのだけど、一番腹が立つのが
「爆乳は頭が悪い」
と思われることでしょうか? 一体どういうロジックなのでしょうね。お胸に知性を吸い取られているとでも? ならば日本のおじさん方はお腹に知性を吸い取られているのかしらねFuc〇ing assh〇le‼
、、、失礼しました。
で、ヒルズ社内はどうかって?
社長はご存じの通りおつむ弱めのクソ野郎ですが御しやすく、総務部長つまり佳乃氏は情欲に流されやすい単細胞で、コンサルたちは忙しく面倒なことは言ってこない。
割と平和な日々を過ごしております。
ただ、、、
ただ、そうね。
ヒルズ氏、彼は少し面倒ね。
何か警戒したような視線を感じたことがあるわ。
でも大丈夫。無能な新人Boy氏に足を引っ張られ彼はそれどころじゃない。
無能といえば角刈りマネージャー、、、じゃなかった角刈りコンサルタントが不甲斐ないもんだからメディカルチームに投入されましたけど、お給料は据え置きです。えぇ、いいんですよ、私は黒子。決して表には出ない。
私のキャラは爆乳だけでいいんです。
そう、
そうなの、
爆乳は、能ある総務の隠れ蓑 ですから。
あら、お昼休みが終わるわね。午後は社長が全体会議を開くとか言っていたかしら?
さぁさぁ戻りましょう、
ヒルズという名の、狂気の地へーー。
(続く)
※今回のイラストはちゃんかま (@kamatsukachan ) さんにお願いしました。誠にありがとうございました!
サポートは全て執筆中のコーヒーとおやつ代にあてられます。少しでも気に入ってくださった方、執筆者に続編に向けたエネルギーを与えてやってください。