見出し画像

伝統も簡単に変えられるのさっ

今から10年以上前、遠くの島へ旅行したときのこと。
島で一番盛り上がる、島外からも観光客がたくさん訪れるお祭りを見に行きました。
そのお祭りは2日間に渡って寝ずに続く大掛かりなもの。島の男性はみな祭事に、私達観光客も参加させて頂いたり、島の人とお酒を呑んだり。
夜中旅館に帰ってまた朝見に行って。
楽しくて幻想的で、まるで龍宮城でした。

海に向う途中、島の女性が「このお祭りは昔は毎年やっていたけど、2年に一回になったの。」「だって奥さんたちお酒やご飯用意したりお祭りの準備毎年大変だからね」

「へぇーーーーー」!!!

お祭り大変だったら止めたっていいんだ。
隔年にしていいんだーーー!

理由はそのおばちゃんの主観かもしれない。
神様に豊漁を祈念する伝統に縛られて不満が出て家庭内ギクシャクしていたら元も子もない。
「〜しなくてはならない」思考なんて、簡単に止めれるんだ!
それからというもの、『何百年続いたお祭りだってやめれるんだからね』
って、自分に言い聞かせている。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?